「地震ザブトン」都内初出展 体験型防災・減災プログラムで巨大地震の揺れを再現 JA共済連2023年10月30日
JA共済連は、10月27日、28日のニ日間、巨大地震を再現するイス型の地震動体験装置「地震ザブトン」を用いた体験型防災・減災プログラムのブースを都内初出展した。二日間で112人が参加した。
モニターと地震ザブトンで巨大地震を疑似体験する参加者
会場となった東京ガーデンテラス紀尾井町2階オフィスエントランスには、27日にはオフィスワーカーが列をなし、想像以上の揺れに驚くとともに、備えの大切さを再認識していた。
また、土曜日の28日は、地元企業などによる街の文化祭「紀尾井FES」が開催中ということもあって子ども連れ家族の参加も見られた。
9月17日、18日に神奈川県の横浜国立大学で開催された「ぼうさいこくたい2023」にブース出展して以来、都内初出展ということで参加者も興味津々の様子だった。今回は地震のタイプを全国7ヵ所の直下型と海溝型の二つに分けて、震度や場所によって全く異なる地震の揺れを体感した。
同僚と一緒に参加した女性は、家族や親戚が関西にいるということで南海トラフ巨大地震(海溝型で震度7を想定)の揺れを体感し、「怖いというのが一番、いつ収まるのか分からず怖さが増した」と感想を述べた。
会場入口にはクイズ形式のパネルで学べるゾーンも設置した
地震への備えについては「食器棚をスライド式にしたり、東日本大震災の時は神奈川の自宅にいたが電気とガスが止まって寒かったのでアウトドア用と防災用を兼ねてガスボンベや寝袋などの備えはしている」と付け加えた。
また、昼食後に通りかかったという男女は、ふたりとも直下型と海溝型の両方を体験。2016年の熊本地震の直下型の揺れを体感した女性は、同じ震度7でも海溝型とは全く異なる揺れで「怖くて、思わず悲鳴を上げてしまった」という。前震と本震は連続した大きな揺れを感じ「最初の大きな揺れの後にまた大きな揺れが来る怖さは想像以上だった」と感想を述べた。男性も「(コロナで忘れていたが)東日本大震災の時の経験がよみがえった」と語った。
地震の怖さを疑似体験し、パネルで家具固定などの安全対策について学んだ参加者は、自宅で対策するために、会場内で配布していた「おさらいカード」を持ち帰る人も多かった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日