南大沢警察署と連携「見えチェック」活用し高齢者交通安全教室 八王子市内で開催 JA共済連2024年4月22日
JA共済連は、「春の全国交通安全運動」期間の最終日にあたる4月15日、警視庁南大沢警察署の主催で、東京都八王子市内で開かれた「高齢者交通安全教室」と連携し、歩行者向けの交通事故未然防止を目的として服装"見えやすさ"診断「見えチェック」を実施した。
「見えチェック」体験の様子
今回の催しは、南大沢警察署から「見えチェック」を使った高齢者交通安全教室の開催について要望を受け、JA共済連が同警察署へ機材の提供した。
「見えチェック」は、交通死亡事故が一日の中で最も多く発生する薄暮時間帯・夜間における「自動車対歩行者」の交通事故削減に向け、JA共済連とトヨタ・モビリティ基金が共同で開発した交通安全啓発コンテンツ。歩行者自身の服装がドライバーからどのように見えるかをシミュレーションし、その見えやすさをAからCまでの3段階で評価する。また、反射材を着用した場合との比較を通じて、明るい服装や反射材の着用を呼びかけている。
今回の高齢者交通安全教室では、会場の八王子中央自動車学校の教室内に「見えチェック」の機材を設置し、市内の高齢者に体験してもらった。ほかにも、「高速道路の逆走」や「アクセルとブレーキの踏み間違い」など高齢ドライバー特有の事故を防ぐために開発したJA共済オリジナルの交通安全啓発動画「高齢ドライバー向け『交通安全対策NEWS』」の視聴や、大手自動車メーカーによる高齢者用の電動カートの試乗会なども行われた。
診断表をもとに警察官がアドバイス
主催者で南大沢警察署の交通課交通総務係係長 小峯大輔警部補は、「見えチェック」について、「写真の合成技術を使い、薄暮時や夜間はドライバーから歩行者が見えにくいこと、また、反射材の重要性について、その場で分かりやすく伝えることができる効果的な資材」と評価している。
実際に「見えチェック」を体験した人からは、「今日着ている服装と、反射材を着けた場合の2パターンで診断しましたが、結果は一目瞭然。今日の服装では、夜間はドライバーから全く見えていないことに気づかされました」(男性)、「小学生の登下校の見守り活動に参加しており、活動時には反射材タスキを着用しているが、それ以外では特に反射材を身に付けていません。今日は白いワイシャツを着ていましたが、それでも判定はB。今後は積極的に反射材を使いたい」(男性)と感想が寄せられた。
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