米・麦・大豆 ニュース詳細

2014.12.09 
「ごはん・お米」作文・図画コン 受賞者決まる一覧へ

荒井俊紀さん(作文)、本多和声さん(図画)が大賞

 JA全中は12月8日、第39回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの入選者を発表した。内閣総理大臣賞に選ばれたのは、作文が栃木県の荒井俊紀さん(芳賀町立芳賀南小6年)の「米作りを受けつぎたい」、図画が静岡県の本多和声さん(静岡市立峰山小6年)の「大変だった稲かり」が選ばれた。

 全国の小・中学生を対象に、おいしかったごはんの思い出など「ごはん・お米」をテーマにした作文・図画作品を募集しているこのコンクール。子どもたちに農業の大切さなどを知ってもらおうとJA全中が昭和51年から毎年行ってきた。
 39回目となる今年は、作文で5万5202点、図画で7万8193点の応募があった。
 作文で内閣総理大臣賞を受賞した荒井俊紀さんの作品(=本文下参照)は、82歳になる祖母の米作りを手伝っているというエピソードや、学校で日本の米生産量や消費量が年々減っていることなどを調べたことなどから「お米に関わる仕事をしたいと思うようになった」との気持ちをつづったもの。「背伸びしない表現で、『米作りを受けつぎたい』という素直な思いが伝わってくる」と評価された。
本多和声さんの作品 図画で同賞を受賞した本多和声さんの作品(=)については、「技巧に走っておらず、筆づかいがいきいきとしている。審査員全員がため息をついてこの絵の前にしばらくとどまるほど見事な作品」と評価された。
 コンクールの表彰式は1月9日午前11時からJAビルで開催される。


内閣総理大臣賞受賞作
「米作りを受けつぎたい」
荒井俊紀・栃木県芳賀町立芳賀南小6年

 ぼくの家には田んぼがあり、毎年米作りをしています。米作りの中心人物は、八十二さいになるぼくのおばあちゃんです。おばあちゃんは米作りを始めて六十年にもなるベテランです。ぼくの父も小さいころから手伝い、今は機械を運転し田植えから稲かりまで行っています。
 ぼくは、五さいのころから作業をしているおばあちゃんや父のまわりでうろちょろして遊んだり、長ぐつをはいて田んぼについていっていました。三年生になったぐらいから苗作りの手伝いをするようになりました。初めて教えてもらった作業は、種もみをパレットに入れることでした。種もみを入れるための機械にパレットを通す作業は、タイミングが難しいため、汗をぽたぽた落としながら次から次へとパレットを通していきました。作業を終えたとき、おばあちゃんが、
「俊紀くんが手伝ってくれて助かったよ。」
と言ってほめてくれました。
 ぼくの家の米作りは、おばあちゃんから父に受けつがれます。そしてぼくがもう少し大きくなったら、父と一緒に米作りをしたいと思っています。そうやって田んぼを受けつぎたいです。
 それから、ぼくにはもう一つの夢があります。
 それは、農業のことをこれからたくさん勉強して、色々な研究や調査をすることです。そう思うきっかけとなったのは、五年生の総合の授業でお米のことを習ったからです。お米については今までおばあちゃんや父から聞いた話でだいたい知っているつもりでした。でも実は知らないことだらけでした。
 学校での学習でぼくが一番おどろいたことは、お米の生産量と消費量の変化です。一九七〇年ごろから生産量が消費量を上まわるようになり、お米があまるようになりました。日本の食生活が昔と比べて大きく変わり、お米にかわってパンやめんなどを多く食べるようになったからです。ぼくの家では朝ご飯もほとんどご飯とみそ汁なので、そのような話はとてもさびしい気がします。
 また、農業をやめてしまう人が増えていることや、引きつぐ若い人が減っていることも知りました。今では少しでも農業をさかんにしたり、お米の消費量を増やすためにいろいろな活動が行なわれているそうです。
 そこで、ぼくにも何かできることがないかと考えているうちに、お米に関わる仕事をしたいと思うようになったのです。そのためには、もっと米作りについて知らなければいけないし、農業についてくわしく勉強しなければなりません。
 まだ具体的には分かりませんが、勉強をしてみつけた仕事をしながら、家の田んぼを受けつぎ守っていきたい。それがぼくの夢なのです。

 

 全受賞者・作品、受賞校は次の通り(敬称略。掲載順は各賞ごとに学年順)。

【作文】
○内閣総理大臣賞

「米作りを受けつぎたい」荒井俊紀・栃木県芳賀町立芳賀南小学校6年
○文部科学大臣賞(3人)
▽「田んぼでそだついのち」名和里佳子・岐阜県岐阜市立常磐小学校3年
▽「稲かりまでの道のり」北添就登・高知県日高村佐川町学校組合立加茂小学校6年
▽「締めのごはん」樺沢帆乃佳・群馬県前橋市立富士見中学校1年
○農林水産大臣賞(3人)
▽「まほうのおこめ」郡夢翔・徳島県北島町立北島小学校1年
▽「祖父に学ぶ米作り」松浦蒼一郎・山形県庄内町立余目第一小学校4年
▽「努力の結晶」保田祥汰・愛媛県愛南町立一本松中学校2年
○全国農業協同組合中央会会長賞(3人)
▽「ぴかぴかごはん」佐伯愛花・北海道留萌市立東光小学校2年
▽「祖父のお米はわが家のパワー」真崎杏奈・茨城県桜川市立雨引小学校6年
▽「米づくり、そして文化」佐々木恵利佳・岩手県陸前高田市立高田東中学校2年
○優秀賞(45人)
▽「じじのおこめはさいこう」門脇陽希・山形県大蔵村立大蔵小学校1年
▽「やくそく」小野柊・香川県高松市立十河小学校1年
▽「かぞくとごはん」片岡眞己・長崎県長崎市立朝日小学校1年
▽「ぼくの力のもと」浪岡透哉・青森県八戸市立是川小学校2年
▽「ひみつのたべかた」志賀遥・東京都杉並区立久我山小学校2年
▽「はずかしおにぎり」三上隼人・神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校2年
▽「ひきついだおこめとぎ」宮崎隆大・新潟県新潟市立浜浦小学校2年
▽「ひいおばあちゃんと田んぼ」木林祐凪・石川県金沢市立明成小学校2年
▽「いねかり」山路由亜・宮崎県宮崎市立広瀬北小学校2年
▽「大切なおこめ」富川丹湖・沖縄県北中城村立北中城小学校2年
▽「おじいちゃん、ありがとう」小山希来・岩手県一関市立室根東小学校3年
▽「春夏秋冬おいしいごはん」木村葵・茨城県つくば市立桜南小学校3年
▽「明石と千葉つながるおこめ」大塚湧翔・千葉県佐倉市立小竹小学校3年
▽「大好きなお米」門田大吾・高知県南国市立久礼田小学校3年
▽「くすりにへんしんするごはん」轟木琉惺・佐賀県小城市立芦刈小学校3年
▽「おじいちゃんと阿寒米」紺野菜月・北海道釧路市立清明小学校4年
▽「白ごはんは、スーパーマン」所晴生・滋賀県彦根市立河瀬小学校4年
▽「お米のひみつ発見」馬越尊生・愛媛県今治市立立花小学校4年
▽「ぼくとおにぎり」熊谷岳大・宮城県気仙沼市立九条小学校5年
▽「家族で食べる幸せ」海老澤仁華・茨城県茨城大学教育学部附属小学校5年
▽「日本のお米は世界一」伊藤綾香・群馬県前橋市立桃井小学校5年
▽「ごはんのおいしいたき方」佐藤哉子・神奈川県鎌倉市立西鎌倉小学校5年
▽「私が自治会長だったら」斎藤ことみ・新潟県新潟市立潟東南小学校5年
▽「もったいない、もったいない」古村聡大・福井県中河小学校5年
▽「雨ニモマケズ」吉中涼・奈良県桜井市立桜井南小学校5年
▽「世界で一番おいしいもの」佐藤旭・岩手県宮古市立千徳小学校6年
▽「伝えよう、米作りの行事」後藤芽衣・山形県河北町立西里小学校6年
▽「おじいちゃんのお米」足立香緒・静岡県浜松市立芳川小学校6年
▽「お米は私の宝物」長谷川愛美・岡山県岡山市立彦崎小学校6年
▽「日本のお米は元気の素」水谷志結・宮崎県都城市立祝吉小学校6年
▽「お米」藤田廉昌・宮城県仙台市立三条中学校1年
▽「私とご飯」安藤七海・秋田県大仙市立大曲中学校1年
▽「感謝〜美味しいお米にありがとう〜」佐藤文哉・山梨県韮崎市立韮崎東中学校1年
▽「お米の力」前田野乃葉・富山県高岡市立五位中学校1年
▽「魔法のおにぎり」中元美波・広島県呉市立横路中学校1年
▽「ありがとうの気持ちを込めて」藤田樹希・高知県いの町立伊野南中学校1年
▽「ごはんの力」森村春輝・山形県山形市立第三中学校2年
▽「大好きなごはん」太田成美・茨城県ひたちなか市立大島中学校2年
▽「生活とごはん」佐藤亜紀・栃木県佐野市立南中学校2年
▽「『食』を考える」熊木ひと美・神奈川県鎌倉市立大船中学校2年
▽「祖母が教えてくれたこと」金子未来・熊本県熊本市立長嶺中学校2年
▽「母が引き出すお米の魅力」高島悠・新潟県新潟市立白新中学校3年
▽「祖父母から私たちへ」奥田あみ・岡山県倉敷市立児島中学校3年
▽「父の姿」雨海智大・長崎県壱岐市立勝本中学校3年
▽「日本人とお米」森川実穂・宮崎県宮崎大学教育文化学部附属中学校3年

【図画】
○内閣総理大臣賞

「大変だった稲かり」本多和声・静岡県静岡市立峰山小学校6年
○文部科学大臣賞(3人)
▽「おいしいごはんありがとう」石原沙季子・島根県松江市立八雲小学校3年
▽「給食」大崎涼夏・高知県高知市立一ツ橋小学校5年
▽「がっつりごはんを食べる、僕のクラス」三川丈斗・北海道北斗市立上磯中学校3年
○農林水産大臣賞(3人)
▽「精米っておもしろい」土本晟豪・広島県東広島市立西条小学校3年
▽「おいしいお米作り」東俊輝・高知県国立高知大学教育学部附属小学校4年
▽「補植する人」渕上夕貴・佐賀県佐賀県立武雄青陵中学校3年
○全国農業協同組合中央会会長賞(3人)
▽「ライス大すき」木村航祥・大分県豊後高田市立真玉小学校2年
▽「みんなでごはんたき」神田陽菜・千葉県成田市立川上小学校4年
▽「実習田稲刈り」八木美月・宮城県涌谷町立箟岳中学校3年
○優秀賞(45人)
▽「たきたてのごはん 大すき」藤原悠奈・岩手県花巻市立内川目小学校1年
▽「ちまきづくり」小野田智・東京都荒川区立峡田小学校1年
▽「いただきます」手島悠翔・神奈川県大和市立中央林間小学校1年
▽「三角おにぎりができるようになった!」高崎なゆた・北海道鷹栖町立鷹栖小学校2年
▽「ごはんをいっぱいちょうだい」櫻井凜乃・宮城県美里町立不動堂小学校2年
▽「おいしい てまきずし」池永ほのか・広島県呉市立昭和北小学校2年
▽「おかあさんといっしょにおにぎりつくり」中村洸介・福岡県中広川小学校2年
▽「弟のおくいぞめ」中村司依・栃木県上三川町立明治南小学校3年
▽「ごはんにふりかけかけたいな」土屋璃実・新潟県佐渡市立金井小学校3年
▽「給食当番はいっしょうけんめい」江畠愛莉・福井県日新小学校3年
▽「ぼくものってみたいかっこいいコンバイン」南出藍志・三重県玉城町立外城田小学校3年
▽「お米を量るお米屋さん」北尾航大・京都府京都市立朱雀第七小学校3年
▽「お米パワーでホームラン」上垣内響生・奈良県奈良市立済美小学校3年
▽「せい米のお手つだい」井内陽斗・徳島県藍住町立藍住南小学校3年
▽「がんばるぞ 田うえ」岡村帆夏・鹿児島県鹿児島市立吉野小学校3年
▽「おいしいお米を研ごう」伊田紗雪・北海道札幌市立藤野小学校4年
▽「壬生の花田植」博田開・広島県尾道市立日比崎小学校4年
▽「親子丼を作る自分」横山然・長崎県長与町立洗切小学校4年
▽「秋田ふきとおいしいごはん」米沢栞莉・秋田県鹿角市立末広小学校5年
▽「はさがけ」内山時滉・埼玉県朝霞市立第六小学校5年
▽「みんなで田植え」明渡絢香・大阪府堺市立金岡小学校5年
▽「みんなで協力した田植え」佐納卯美・鳥取県八頭町立安部小学校5年
▽「お米の種まき」松永琉聖・佐賀県佐賀市立巨勢小学校5年
▽「わたしのまちの稲刈り」廣瀬有彩・茨城県つくば市立九重小学校6年
▽「自分達の身近なお米」吉田京祐・東京都墨田区立横川小学校6年
▽「豊作祈願の舞い」金田楓・新潟県佐渡市立金井小学校6年
▽「たな田」藤原信乃・島根県雲南市立大東小学校6年
▽「お米大好き」清水皓平・岡山県浅口市立六条院小学校6年
▽「ぼくのイネ!」藤澤隆起・香川県高松市立栗林小学校6年
▽「お米と私」大野瑠里・大分県別府市立朝日小学校6年
▽「新米の重み」坂井智香・新潟県新潟県立柏崎翔洋中等教育学校1年
▽「家族でしめ縄作り」向坂彩乃・静岡県焼津市立小川中学校1年
▽「晴れ間の稲刈り」尾仲真依・高知県高知市立春野中学校1年
▽「ごはんを食べよう」早坂唯奈・大分県別府市立朝日中学校1年
▽「自然体験学習の野外炊飯」長沼佐紀・栃木県鹿沼市立北犬飼中学校2年
▽「稲刈り」後藤雅子・山口県柳井市立柳井中学校2年
▽「主基斎田お田植えまつり〜讃岐山田は良い米どころ〜」岡田大聖・香川県高松市立木太中学校2年
▽「食卓」持永希実・福岡県勝山中学校2年
▽「収穫」中村菜美・佐賀県佐賀県立武雄青陵中学校2年
▽「夕日と田園」島田宥生・熊本県山鹿市立米野岳中学校2年
▽「お米を食べてスタミナアップ!」小笠原詩織・岩手県大船渡市立吉浜中学校3年
▽「ごはんの輝き」糸賀江蓮・茨城県阿見町立竹来中学校3年
▽「おにぎりつくってー!」竹内涼夏・奈良県奈良市立富雄南中学校3年
▽「晴れてよかった」落合駿希・香川県高松市立桜町中学校3年
▽「みなもと」前川青葉・高知県私立土佐中学校3年


【学校奨励賞】(14校)
▽北海道北斗市立上磯中学校
▽山形県庄内町立余目第一小学校
▽栃木県芳賀町立芳賀南小学校
▽群馬県前橋市立富士見中学校
▽岐阜県岐阜市立常磐小学校
▽静岡県静岡市立峰山小学校
▽島根県松江市立八雲小学校
▽広島県東広島市立西条小学校
▽徳島県北島町立北島小学校
▽愛媛県愛南町立一本松中学校
▽高知県国立高知大学教育学部附属小学校
▽高知県高知市立一ツ橋小学校
▽高知県日高村佐川町学校組合立加茂小学校
▽佐賀県佐賀県立武雄青陵中学校

 


(関連記事)

ごはん食の大切さ、受け継いで JA全中が表彰(2014.01.10)

書道・交通安全ポスター入賞者決定 JA共済連(2013.12.16)

JA全中作文・図画コン 受賞者が決定(2013.12.11)

大賞は100万円 ヤンマー学生懸賞論文・作文(2013.06.20)

「ごはん」の大切さ呼びおこす20作品を表彰 第37回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール(2013.01.11)

一覧はこちら

このページの先頭へ

このページの先頭へ