早場地帯「平年並み」または「やや良」-28年産米作柄2016年8月31日
農林水産省は28年産米の8月15日現在における作柄概況を30日公表した。
東日本を中心とした早場地帯の作柄は「平年並み」または「やや良」の見込み。田植え期以降、おおむね天候に恵まれたことから、全もみ数が一部地域を除き平年以上に確保されると見込まれ、登熟もおおむね順調に推移していると見込まれるため。
早場地帯とは8月15日現在の出穂済面積割合が平年ベースでおおむね8割以上を占める19道県。27年産では収穫量割合で69.5%を占めた。
早場地帯のうち「やや良」は北海道、青森、千葉、新潟、富山、石川、福井、三重、滋賀の9道県となっている。「平年並み」は岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、長野、鳥取、島根の10県となっている。
西日本を中心とした遅場地帯(沖縄を除く27都府県)の生育は、総じて「平年並み」で推移している。6月が日照不足傾向であったものの、その後はおおむね天候に恵まれている。
また、西南暖地における早期栽培の8月15日現在の作柄概況も公表された。
それによると10aあたりの予想収量と「作況指数」は、徳島=480kg「104」、高知=481kg「100」、宮崎=461kg「97」、鹿児島=428kg「96」、沖縄=351kg「95」となった。
作況指数は農家が使用しているふるい目幅(四国と沖縄は1.75ミリ、九州は1.80ミリ)で選別した10a予想収量と平年収量から算出した数値。
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