福島県新ブランド米「福、笑い」本格販売 デビューイベント開催2021年10月29日
福島県は10月28日、この秋に本格販売を始める福島県新ブランド米「福、笑い」のデビューイベントとCM発表会を福島会場の穴原温泉「匠のこころ吉川屋」と東京会場の八芳園MuSuBuの2会場を中継でつないで開催。スペシャルゲストに、福島とゆかりの深いソフトボール日本代表の宇津木麗華ヘッドコーチと上野由岐子投手を迎え、「福、笑い」を披露した。
「2021年ふくしまライシーホワイト」の武田真奈さん、JA福島五連長谷川副会長、
内堀知事、宇津木ヘッドコーチ、上野投手、ライシーホワイト松崎春菜さん(左から)
開会に先立ち、福島会場から福島県の堀雅雄知事が挨拶。その後、JA福島五連の長谷川正市副会長が生産者を代表して挨拶した。また、JAふくしま未来「福、笑い」研究会長の須田正一氏が、生育状況を報告した。
「福、笑い」は、米の食味ランキングで特A獲得数が4年連続日本一となるなど全国屈指の米どころ、福島県が14年の歳月をかけて開発したお米。「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「天のつぶ」「里山のつぶ」など福島県産米の中でも、価格的に最上位に位置付けられるプレミアム米で、香りが立ち、強い甘みを持ちながら、ふんわり柔らかく炊きあがる。
イベントでは、福島県自慢の「福、笑い」の炊き立てを参加者が試食。内堀知事は「おいしさがいつまでも長く残り、最高の気分、みなさんにありがとうといいたい」と話した。また、宇津木監督は「一粒一粒に味わいがあって、良いチームを構成する選手たちのような愛おしい気持ちが沸いてきた」とコメント。上野投手は「お餅を連想させるような匂いや食感が良くて本当においしい」と述べ、14年の歳月をかけて開発された「福、笑い」への期待が膨らむコメントが寄せられた。
この日は、「福、笑い」の魅力を伝えるCMも初めて披露。CM監督は、放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」のオープニング映像を手がける柿本ケンサクさんで、音楽制作は映画やドラマ等で多くの実績がある大友良英さんを起用。イラストレーターの寄藤文平さんが描いた「福、笑い」のパッケージの世界観を動画の中に活き活きと再現している。ひとつの動画作品としても見られる異色のクオリティで、登場する人びとや田園風景は、米が主食の日本人の心に響くメッセージ性の高い仕上がりとなっている。
炊き立ての「福、笑い」をほおばる宇津木ヘッドコーチ
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日