スマート農業でアグリビジネスへ挑戦「大分宇佐ファーム」開設 プレナス2023年3月23日
持ち帰り弁当の「Hotto Motto」や定食レストラン「やよい軒」などを展開するプレナスは、スマート農業によるアグリビジネスへの挑戦として取り組んでいる稲作経営で、3か所目の生産地として、大分県宇佐市に「プレナス大分宇佐ファーム」を開設。約16ヘクタールのほ場で直播栽培とスマート農業を取り入れた、生産性の高い大規模な稲作経営を拡大する。
宇佐平野に実る稲穂 (提供: 宇佐市役所)
同社は、日本のおいしい米を世界に広げ、新しい市場に向けた米づくりに取り組み、日本の農業が抱える課題解決の一助となることをめざし、2021年2月から埼玉県加須市などで稲作経営に取り組んでいる。
新たな生産地となる「大分宇佐ファーム」のある宇佐市は、内陸に連なる山々の森林地域を源にした多くの河川に恵まれ、米や麦などを生産する九州有数の穀倉地帯。年間を通じて温暖で比較的降水量が少ない気候のもと、トラクターを使ってほ場に直接種をまく乾田直播栽培や、様々な先進システムを活用して農業に取り組む。
新ファームでは、ほ場に設置した水位センサーの情報を基に水量調節を遠隔操作できるIoTシステムや、ドローンの空撮画像をAIが診断して生育状況を可視化する技術を導入。これにより、各ほ場に赴いて行う水量調節作業の削減や、必要な箇所に適切な量の肥料をドローンで効率的に散布することが可能になる。また、自動操縦システムを搭載したトラクターの導入や稲の収穫を終えた後に他の作物を生産するなど、より生産性の高いアグリビジネスの確立を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































