減農薬・減肥料米に「金芽米」導入 新ブランドおかき「釜処 桝恵美」発売 東あられ本鋪2023年12月15日
米菓を製造・販売する株式会社東あられ本鋪(東京都墨田区)は12月1日、新ブランド「釜処 桝恵美」を発売。東洋ライスの特許技術である「金芽米」をおかきに使い、業界初の減農薬・減肥料もち米で作った「金芽米おかき」となった。
東あられは、使用材料にもこだわり2019年からは従来に比べ農薬・化学肥料を50%削減した「特別栽培もち米」を山形県の契約農家に依頼している。そんなこだわりの詰まった米を使っておかきを作れないかと考え、おかきの語源である「神様の祝福が詰まった食べ物の分配」に注目。「より美味しく、より健康に」をコンセプトに商品づくりを始め、米の栄養素を最大限に活かすために、東洋ライスの特許技術である「金芽米」を導入した。
「桝恵美のおか㐂 紡ぐ -60袋入-」(6480円・税込)
「桝恵美のおかき」は、米の栄養と旨み成分を残した精米方法である「金芽米」を、東あられの減農薬・減肥料の特別栽培もち米の精米に採用し、減農薬・減肥料もち米の金芽米おかきとして米菓業界で初めて取り入れた。金芽米は胚芽の基底部「金芽」と、米の栄養と旨み成分が含まれる「亜糊粉層(あこふんそう)」を残した美味しい無洗米。また、おかきの原料となる米は、山形県中山町の契約農家で栽培されたもち米「ヒメノモチ」のみの金芽米を使用している。
製造方法にもこだわり、自社で米を餅にするところから始まる。1度に搗く量を従来の7割程度に減らすことで、より粘りと旨みのある生地に仕上がる。また、焼き方にもこだわり、職人の熟練の技により余熱、浮かし、芯抜き、色付けと4つの箇所で火を調整。外側は香ばしくサクッと、内側はホロっとくちどけの良い食感に仕上がる。
さらに、食品成分分析の結果、桝恵美のおかきは市販されている他社のおかきと比べ、旨味成分を多く含んでいることが判明。これは、原料となる米に減農薬・減肥料の山形県産ヒメノモチを使用していること、さらに特別な精米方法である金芽米加工により、タンパク質・アミノ酸が多く含まれることに起因する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(121) -改正食料・農業・農村基本法(7)-2024年12月7日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(38) 【防除学習帖】第277回2024年12月7日
-
農薬の正しい使い方(11)【今さら聞けない営農情報】第277回2024年12月7日
-
水田活用の直接支払交付金 十分な予算を 自民議員が農相に要請2024年12月6日
-
(412)寿司とピザ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月6日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】議論の前提が間違っている~人口問題、農業就業者問題2024年12月6日
-
JA共済連が「隠レア野菜プロジェクト」に取り組む理由 食品ロス削減で地域貢献へ2024年12月6日
-
国産飼料増強 耕畜連携を農業モデルに 企画部会で議論2024年12月6日
-
農林中金がグリーンボンドに300百万豪ドル投資 生物多様化の保全啓発に寄与2024年12月6日
-
鳥インフル 米オレゴン州、テネシー州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月6日
-
JAみっかび「三ヶ日みかん」7日放送のTBS『王様のブランチ』に登場2024年12月6日
-
家畜へ感謝 獣魂祭で祈り JA鶴岡2024年12月6日
-
「秋田県産あきたこまち40周年記念フェア」仙台と銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年12月6日
-
野菜の総括 2024年は野菜にとって苦難の年 タキイ種苗2024年12月6日
-
米を選ぶ理由は「おいしいから」63.1%「お米についてのアンケート調査」日本生協連2024年12月6日
-
熊本県産デコポンPR 東京・大阪で初売りセレモニー JA熊本果実連2024年12月6日
-
「奈良のいちごフェア」9日から開催 ホテル日航奈良2024年12月6日
-
雑穀の専門家を育成「第8回 雑穀アドバイザー講座」開催 日本雑穀協会2024年12月6日
-
埼玉に「コメリハード&グリーン秩父永田店」12月21日に新規開店2024年12月6日
-
アイリスオーヤマ 宮城県と包括連携協定締結 パックごはん輸出で県産米販路拡大へ2024年12月6日