7月上期米スポット価格 60kg2万6480円 前年取引の約2倍に2024年7月23日
米の業者間取引を行う(株)クリスタルライスは7月22日、7月上期の取引価格を公表した。
23年産関東コシヒカリの価格は60kg2万6480円(1等、包装代込、税抜き、関東到着基準)で6月下期の2万3398円より3000円以上急騰した。
前年の取引価格は同1万3698円で昨年同時期のほぼ倍の価格となった。この1年の取引価格では最高額となった。
また、関東銘柄米は2万3591円で前期比+496円とほぼ横ばいだった。ただし、前年の取引価格は同1万3324円で1万円以上の高騰となっている。関東銘柄米は「あさひの夢」、「とちぎの星」、「彩のきずな」、「ふさおとめ」、「ふさこがね」など。
米の民間在庫量は5月末で145万tと前年より▲40万t、▲21.7%となっている。さらに端境期に入って在庫は減少している。
小売価格 前年同月比14%上昇
一方、総務省が公表している家計調査によると5月の米の購入数量は対前年同月比で+9.4%の4.9kgだった。パンは同▲0.3%の3.7kg、めん類は同▲2.3%の2.7kgで米の購入数量が増えた。
また、小売物価統計によると6月のうるち米の小売価格は、コシヒカリで5kg2561円と対前年同月比で+12.2%となっている。コシヒカリ以外の銘柄の平均では同2483円で+14.4%となっている。
いずれも5月の前年同月比は+9%台だったことからすれば上昇率が上がっている。
こうした状況について19日の定例会見で坂本哲志農相は「米の全体需給については、秋の新米の供給に向け十分な民間在庫量が確保されている。消費者のみなさまに安心して普段どおりに買い求めを」と述べた。
こうした米の価格動向をふまえ、早期米の概算金でJAグループは鹿児島産コシヒカリは7月末までの概算金を60kg当たり1万9200円と設定した。前年産に比べで6000円髙い。
また、高知県でもJAは前年産より60kg当たり4500円高く設定、コシヒカリで同1万4800円、南国そだちで同1万5500円として集荷を進める。
概算金水準について坂本農相は「それぞれの集荷業者が現在の需給及び在庫・販売動向をふまえ決定されたもの」として引き続き注視をしていくと話したが、「需給が締まっているということで特段、これによってさまざまな対応をする状況にはない」との認識を示した。
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