【農協協会 JAの米実態調査 23年産米・2】主食用米の作付け面積 平均60.4% 22年産より増加2024年8月23日
(一社)農協協会が全国各地のJAの協力で実施している「JAの安心・安全な米づくりと防除対策について」の2024年度(2023年産米)調査結果がこのほどまとまった。今回は主食用米生産への取り組み結果をまとめた。
2023年産の主食用米の作付面積は、1JA当たり(以下同)全国平均で2110haとなった。前回調査と比べると149ha、7.6%増となった。
JA管内の平均水田面積3496haに対する主食用米の作付け割合は60.4%となる。前回調査では57.0%だった。
地域別にみると北海道は60.0%、東日本は56.4%、西日本は73.1%、九州は53.3%となり、西日本で主食用米の作付け割合が高いことが示された。
地域別の数値を前回調査(22年産米)と比べると、北海道は+0.6%、東日本は+1.1%、西日本は+10.1%、+2.2%となり、全国的に前回調査結果より増えたという結果だ。
調査では24年産と28年産の主食用米の作付け見込み面積を聞いた。
24年産の全国平均の作付け見込み面積は2086haで23年産より▲1.1%となった。
また28年産の見込み面積は23年産より▲2.3%と減少する見込みとなった。
ただ、地域別にみると東日本は28年産見込みは23年産比で▲4.4%、西日本は同▲2.2%と減少の見込みだが、北海道は同+5.1%の見込みとなった。
なお、主食用米の全国平均の10a収は498kg、1JA当たりの平均生産量は1万493tとなった。
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