JAしべちゃ、雪印種苗、標茶町が生産法人設立2013年6月11日
北海道釧路地方のJAしべちゃ(標茶町農業協同組合)、標茶町と雪印種苗(株)の3者は、町内に酪農専業の農業生産法人を設立する。6月7日に3者が合意した。
新たな生産法人は、自給飼料を中心とした草地型酪農で低コスト型経営を実現し、その営農技術などを地域組合員に普及するのが目的。
JAしべちゃでは、「TPPや、配合飼料価格高騰などの問題があるなか、離農者の増加や出荷乳量減少に歯止めをかけるため、地域のモデルとなる生産法人を設立したい」(営農部)としており、こうしたJAのねらいと、草地管理技術や乳業の生産性向上などの研究開発をすすめる雪印種苗、農業者の所得向上を図りたい標茶町の3者の思惑が一致した。
JA、メーカー、行政の3者が連携して酪農の生産法人を設立した例は北海道では初めて。全国的にもほとんど例がない。
資本金は9500万円。出資比率はJAしべちゃ65%、雪印種苗24.95%、標茶町9.95%、その他0.1%。規模は草地面積200ha、経産牛の飼養頭数は約250頭。平成27年春の搾乳開始をめざす。法人の名称は今後、公募する予定。
(関連記事)
・目標数量2万7000トン下回る 中央酪農会議(2013.05.31)
・生乳生産量上期見通しを下方修正 Jミルク(2013.05.24)
・【TPPで農業はどうなる?】TPPと北海道農業と日本の食料のゆくえ(2013.03.29)
・【JA全農・酪農部特集】酪農家の意欲につながる取り組みを強化 JA全農・宮崎幹生酪農部長に聞く(2012.12.26)
・25年度の生乳計画生産対策決める 中央酪農会議(2012.12.14)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日