27年度生乳計画生産目標数量719万4000t-中酪2015年7月8日
中央酪農会議は26年度の生乳計画生産実績と27年度目標数量を公表した(6月25日)。
26年度の全国受託乳量は706万7000tで計画生産目標数量を2000t上回ったが、前年実績比では98.3%となった。北海道は373万2000t(前年実績比99.2%)で目標数量より900t下回った。都府県は333万5000t(同97.3%)で目標数量より3000t上回った。
チーズ向けなどや新規需要創出のための「選択的拡大生産数量」枠を受託数量から差し引いた供給目標数量実績は全国で660万1000tと目標を1万8000t上回った。北海道は目標を1万5000t上回って327万4000t、都府県は同3000t上回って332万7000tとなった。
中央酪農会議は、27年度以降の生乳計画生産について(1)27年度以降、3年間、生乳の増産・維持を基本とする中長期計画生産対策とする、(2)万一、生乳需給が緩和した場合の過剰回避対策(セーフティネット対策)を構築する、(3)中央酪農会議は指定団体と連携し、酪農家の経営改善と生産性向上に資するよう地域段階での生産基盤強化の取り組みを支援するーの3つを柱にすることを決めている。
このほどこうした方針のもとで26年度実績のとりまとめもふまえ、27年度計画生産目標数量を指定団体別に配分した。その結果、全体の目標数量は前年度実績比101.8%の719万4000tとなった。このうち北海道は379万2000t(同101.6%)、都府県は340万2000t(同102.0%)となった。
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