【決算】増収増益で売上高は1434億9400万円 雪印メグミルク2015年8月21日
雪印メグミルク(株)は、平成28年3月期第1四半期(平成27年4月1日~平成27年6月30日)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比5.5%増の1434億9400万円だった。
日本の食品業界では、昨年来の円安による原材料価格の高騰にともない、消費税増税後も物価上昇が続いたが、消費支出は堅調に推移している。
こうした経営環境下で同社は、「雪印メグミルクグループ中期経営計画(平成26年度~28年度)に基づき、需要の拡大と競争力強化に取り組み、チーズやヨーグルトなどの主力商品の拡販、生産性向上によるローコストオペレーションの実現、原材料価格上昇を踏まえたコストアップへの適切な対応による収益向上に努めてきた。
結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は1434億9400万円(前年同期比105.5%)、営業利益は37億3100万円(同141.4%)、経常利益は36億8600万円(同127.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億7100万円(同239.7%)となった。
セグメント別業績は次ぎの通り。
(1)乳製品事業
売上高は537億9000万円(前年同期比109.3%)、営業利益は23億4600万円(同125.0%)となった。プロセスチーズが好調に推移したこと、バターの販売価格を見直したこと、油脂にバター代替需要があったことなどから増収となった。
(2)飲料・デザート事業
売上高は680億1000万円(同103.0%)、営業利益は2億9500万円(前年同期は営業損失5400万円)となった。飲料の販売物量は減少したが、ヨーグルトは恵ブランドの強化に取り組んだこと、デザートはリニューアル品が牽引したことなどから増収となった。
(3)飼料・種苗事業
売上高は127億7600万円(同101.3%)、営業利益は6億4400万円(同106.1%)となった。前年同期の消費税増税に伴う売上減少から回復したこと、販売価格の見直しにより増収となった。
(4)その他事業
同事業には不動産賃貸、共同配送センター事業などが含まれている。売上高は89億1700万円(同109.0%)、営業利益は4億1300万円(同286.8%)となった。
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