ガセリ菌が乳幼児感染症を抑制 雪印メグミルク2017年4月28日
悪玉菌を抑えて腸内環境を整える善玉菌のガセリ菌にRSウイルスの感染防止効果があることが分かった。雪印メグミルクが3月19日、日本農芸化学会で発表した。
RSウイルスは乳幼児の気管支炎や肺炎などの感染症を引き起こすウイルスとして知られる。乳幼児のほぼ100%が2歳までに感染し、免疫が低いため何度もかかるため、世界的な公衆衛生上の重要課題となっている。
雪印メグミルクが保有する「プロバイオティクス乳酸菌ガセリ菌SP株」は、マウスに経口投与することで、インフルエンザAウイルスの感染抑制に効果があることが、同社の研究で明らかになっている。そこで、このウイルスと同じ遺伝子構造を持つRSウイルスに投与し、効果を調べた。
その結果、ヒト喉頭がん由来の細胞にガセリ菌SP株を添加して培養し、それにガセリ菌を添加して評価したところ、RSウイルス特異遺伝子の量が減った。マウス由来の細胞でも同じような結果が得られた。この結果から「ガセリ菌SP株はRSウイルス感染防止効果を有する可能性が示された」と同社はみている。
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