京都の「亀岡牛」日本三大和牛が集う近畿東海北陸連合肉牛共進会で最優秀賞2023年11月24日
京都府亀岡市の「亀岡牛」が11月16日~19日、京都市中央卸売市場第二市場で開かれた「第70回近畿東海北陸連合肉牛共進会」(主催:近畿東海北陸肉牛協会)で最優秀賞を受賞。肉質の高さが評価され、最優秀賞の農林水産大臣賞を2年ぶりに受賞した。
亀岡牛のサーロインステーキ(イメージ)
全国的に有名な近江牛、神戸ビーフ、松坂牛、飛騨牛などブランド牛をはじめ選りすぐりの97頭が出品されるなか、「亀岡牛」は、最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞した。
最優秀賞を受賞
共進会は、第1部(雌牛)と第2部(去勢牛)に分かれ、各9頭(最優秀賞、優秀賞1~3席、優良賞1~5席)が入賞。2部の最も優れたものが農林水産大臣賞となる。亀岡牛の生産農家6戸、計10頭が出品した「亀岡牛」は、特に肉質の高さが評価され、最優秀賞のほか3つの賞を受賞した。
近畿東海北陸連合肉牛共進会は、近畿東海北陸肉牛協会が主催する国内屈指の共進会で、毎年開かれ今回が70回目。各農家が肉質の向上を目指してこだわりの飼養技術を競い合う場として、京都府・滋賀県・静岡県・三重県・岐阜県・兵庫県の6府県から近江牛、神戸ビーフ、松坂牛、飛騨牛など名だたるブランド牛をはじめとした選び抜かれた肉牛が出品され、その肉量、肉質を競う。
「亀岡牛」は、亀岡の深い霧をもたらす寒暖差の中、自然豊かな環境が育む希少牛。その飼育には、こだわりがつまっており、1頭あたりのスペースを広く確保して清掃をこまめに行うなど、牛にとってストレスがない環境で育てている。水や飼料にもこだわり、亀岡盆地の山々に降った雨や雪が地下深くに浸透したミネラル成分が多く含まれた水と、長年かけて導き出した独自に配合した飼料をを与えている。
肉牛の出荷は約28か月だが、亀岡牛は2か月から半年ほど長く飼育し、牛を成熟。長期飼育により、肉本来の旨味を最大限に引き出し、胃もたれしないあっさりとした艶のある脂となる。
亀岡牛の飼育
◎「亀岡牛」の受賞内容
<第2部(去勢牛)>
・最優秀賞(農林水産大臣賞)
西川貴大氏
・優秀賞1席
人見武瑠氏
・優良賞2席
人見武瑠氏
・優良賞3席
原田雅之氏
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日
-
「Hiroshima FOOD BATON」食のイノベーションに挑戦する事業者を募集 広島県2025年5月1日
-
「良き仲間」恵まれ感謝 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日