【JA女性組織活動体験発表】(3)地域と親子をつなぐために、私たちができること 静岡県 JAとぴあ浜松女性部 二橋佳子さん2024年1月25日
第69回JA全国女性大会で発表されたJA女性組織活動体験の概要を紹介する。
JAとぴあ浜松女性部 二橋佳子さん
虐待や孤食など深刻な問題に接し地域で子育てをする必要性を強く感じ、24年前にNPO法人「子育て支援の会」を立ち上げ、女性部活動でも子育て支援に取り組みたいと思い、フレッシュミズグループに子育て相談会を提案してくれたところ賛成してくれました。
一人で悩まないでお互いに情報交換できる場があるのは素晴らしいと改めて実感しました。
子どもたちが野菜をもっと身近に感じ、お手伝いを実践できる活動としてJAのファマーズマーケットでの「はじめてのおつかい」を提案し、令和元年から実施しています。
お母さんから「かいものりすと」をもらい、おつかいがスタート。女性部員や店内スタッフがサポート、最初は緊張していた子どももおつかいを達成するとどこか誇らしげでした。
当日は食育も行い、地元の米を題材に「お茶碗一杯には何粒の米?」などクイズを出しました。米づくりにはたくさんの手間がかかっているから、一粒一粒大切に食べようと思ってくれたら嬉しいです。
子どもは家での役割を持つことで家族の一員として認められているという安心感を持ち、社会に出たときも自分の居場所を作ることができます。最後は「家でたくさん手伝いするんだよ」と声をかけました。いつか社会に飛び出す子どもたちへのエールです。
私が幼い頃は一家で米を作っていて子どもからお年寄りまでが一緒になってふれあう機会が多くありました。女性部には同世代、異世代の交流ができる場があることが強み。嬉しいことに4年間で186名増えました。
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