第15期JA経営マスターコース 35人が受講2013年4月11日
JA経営マスターコースは4月9日、第15期の開講式をJA全国教育センター(東京都町田市)で開いた。今期は35人が受講する。
JA経営マスターコースは中央協同組合学園を引き継ぐかたちで、平成11年に開講した。1年間の長期研修で、農業協同組合監査士資格の取得、経営学や協同組合の理念を身に付けることをめざす。
開講式で萬歳章JA全中会長はマスターコースの目的を、「JAの経営戦略を立案し実行できる基幹的人材を育成すること」だとして、受講生に対し「自ら学ぶことを1年間実践するなかで、JAの事業活動、運営についての問題意識を持ってほしい。みなさんが“改革の火だね”になるための第一歩だ」と激励した。
また、「全国のトップランナーのJA職員同士のネットワークづくり」ができるのもマスターコースの魅力の一つだとして、この1年間の研修で受講生同士切磋琢磨してほしいと願った。
今期は18道府県31JA2連合会から計35人が受講する。
受講生を代表してJAえちご上越(新潟)の鳴海正樹さんが決意表明。「夢のある21世紀農業の実現、豊かな暮らしと地域社会発展の実現、その火だねとなるためにマスターコースに参加した」として、「研修を通して、未来のJA経営の土台を構築し、農業、地域社会を含めて夢と魅力にあふれた地域の創造を実現したい。一念通天を胸に取り組んでいく」と宣言した。
開講式後は、塾長の童門冬二氏が「JA改革の火だねを創る」として記念講演を行った。
◇
第15期JA経営マスターコースの受講生は次の通り(敬称略、▽氏名・所属(都道府県))。
▽粥川英明・JA北ひびき(北海道)
▽須藤大貫・JA仙台(宮城)
▽佐藤大樹・JAみやぎ仙南(宮城)
▽大坂昌平・JA秋田ふるさと(秋田)
▽奥山真一・JAさがえ西村山(山形)
▽寒河江忠・JA山形おきたま(山形)
▽西佳祐・JA東京中央(東京)
▽角田茂樹・JA横浜(神奈川)
▽田中隆雅・JAさがみ(神奈川)
▽大坪覚・JAはだの(神奈川)
▽二見美鶴・JAあつぎ(神奈川)
▽毛利眞琴・JAあつぎ(神奈川)
▽児玉祐二・JA佐久浅間(長野)
▽三間裕子・JA松本ハイランド(長野)
▽鳴海正樹・JAえちご上越(新潟)
▽西木戸佑輔・JA小松市(石川)
▽石井秀明・JAなんすん(静岡)
▽高井有季・JAとぴあ浜松(静岡)
▽深谷武司・JAあいち中央(愛知)
▽亀井慎一郎・JAあいち経済連(愛知)
▽津田博信・JAたかつき(大阪)
▽村中正俊・JAいずみの(大阪)
▽守本準・JA大阪南(大阪)
▽上田一雅・JA大阪中河内(大阪)
▽村田真一・JA大阪中央会(大阪)
▽深堀貴弘・JA兵庫六甲(兵庫)
▽福島良JA兵庫六甲(兵庫)
▽真野善博・JA兵庫西(兵庫)
▽森内常仁・JAならけん(奈良)
▽藤原加珠美・JA雲南(島根)
▽兼折隆・JAいずも(島根)
▽大谷晃弘・JAおちいまばり(愛媛)
▽大森卓也・JAえひめ中央(愛媛)
▽川原慎太郎・JA鹿児島いずみ(鹿児島)
▽喜納旦人・JAおきなわ(沖縄)
(写真)
あいさつする萬歳会長
(関連記事)
・【JA人づくり研究会】鍵は優れた人材と農協組織(2013.03.18)
・【レポート】しまね協同のつばさ[1] 田植え真っ盛りの北ベトナムを行く(2013.03.05)
・支店を軸にしたJA運営と人づくりの課題 第15回JA人づくり研究会 (2012.12.17)
・JA全中が人づくり3カ年計画 全JAで「人材育成基本方針」策定 (2012.12.07)
・【人づくり・組織づくり・地域づくり】 人づくり最前線―JA島根ユースカレッジ 次代へつなぐ協同を創る人材を育成 (2012.10.04)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日