新選果施設導入 トレサに威力 JAちばみどり2013年4月24日
千葉県のJAちばみどりは今年、キュウリ、トマトの選果場、営農センター旭「フレッシュグリーン」の選果施設を更新・新設した。JAの広域化に対応した集荷体制が可能になり、上位等級比率の向上と販売契約取引の充実につなげる。
同JAは、園芸品取扱高293億8000万円で国有数の園芸産地。主力はキュウリ、トマト、キャベツで、うちキュウリ、トマトが3割強を占める。これまでの選果施設が稼働から18年経って老朽化したため、昨年、国の「強い農業づくり交付金事業」を活用し、約12億円かけて最新の施設に入れ替えた。
新施設は、キュウリ専用4レーン、トマトと兼用3レーンを備える。キュウリが1万1000t、トマト1600t、ミニトマト1300tのほか、イチゴ等箱出荷物3150tの処理が可能だ。
併せて細かい商品管理が可能になった。「問題のあった品物は、選果レーンや時間から出荷者を特定できる。トレーサビリティを徹底し、産地の信頼を高めることができる」と、同センターの林茂正センター長はいう。
また、同JAにはほかの営農センター管内でもキュウリ、イチゴの選果場があるが、将来はこれらを一本化する考えだ。フレッシュグリーンはその能力を持つ。
(写真)
最新の施設で選果される「フレッシュグリーン」のキュウリ(JAちばみどり営農センター旭)
(関連記事)
・【JA 人と事業】第3回 鈴木一男・JAちばみどり代表理事組合長に聞く(2013.04.22)
・平野佳子さん(JAちばみどり)など受賞 農山漁村男女共同参画優良活動表彰(2013.02.04)
・【JA広報誌便り】アイデアキュウリをPR JAちばみどり(2012.03.15)
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日