JA鳥取いなばが東洋ライス(株)と包括連携協定締結2018年4月23日
・JA鳥取いなばが健康長寿事業を開始
JA鳥取いなば(谷口節次代表理事組合長)は、鳥取県民の健康増進を目指し、機能性米(金芽米)による健康増進事業をスタートさせることにし、東洋ライス(株)(雜賀慶二社長)と包括連携協定を4月20日に締結。コメを中心とした「健康長寿とっとり」への取り組みを開始した。
具体的には、JA鳥取いなばはJA管内のコメを金芽米に加工し、生産者、JA職員はもちろん県民の主食として推進する事業を展開していく。
JAでは「これまでの白米(栄養価がほぼ取り除かれてしまっているコメ)から、薬食同源のコメ(コメが本来持っている生薬機能を残したコメ)に変えることにより、自分達あるいは鳥取県内で生産したコメが自分達の健康を増進し医療費削減を実現する取り組みとなる」と考えている。そのパートナーとして、「金芽米の開発メーカーであり、金芽米等による医療費削減を目指して活動している東洋ライスとの包括連携協定がまとまり」締結した。
この包括連携協定ではこの他に、▽「健康セミナー」の実施や行政・大学・健康保険団体・栄養士会等と連携した、健康寿命延伸に向けた取り組み、▽次世代品種の開発と商品化への取り組み、▽JA鳥取いなば産米の中長期契約の推進等が盛り込まれており、JAと東洋ライスが一体となった取組みをJA管内で展開することで、「食と農を通じて農業・地域を豊かに」を目標に、鳥取県下の農業活性化と、コメの生産調整廃止による先行き不透明なコメ市場に投じる一石となる」ものと考えている。
JAでは、機能性米の原料となる品種作付け拡大にも取り組む方針で、生産目標は平成30年度が600トン、31年度が800トン、32年度が1000トンとなっている。
東洋ライスがこうした包括連携協定をJAと結ぶのは、JAしまね(島根県)、JA大井川(静岡県)に次いで3例目だという。JAがコメを中心とした健康増進事業に積極的に取組む事例はまだ少ないが、米の消費拡大という面からも、これが鳥取県民など消費者にどう受け止められるのか、さらに全国的にどのような広がりをもっていくのか、注目されるところだ。
(写真)JAの金芽米
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