九州初・タイへミカン輸出 JAふくおか八女2019年2月1日
JAふくおか八女のかんきつ部会は1月23日、九州では初、全国でも3番目となるタイへのミカン輸出を行った。
タイでは、ミカンバエの侵入防止のため日本からのかんきつ果実の輸入を禁止していたが、2007年に植物検疫法が改正され輸出が解禁された。同JAでは、法律に基づいたモニタリング調査を行い、害虫が発生していないことを確認の上、防疫所からの生産地域の指定を受け、さらにタイ側の認可をクリア。ようやく1月23日、1tのミカンを輸出した。
これは全国で静岡、三重県に次ぐ3番目の快挙で、九州では初となる。
タイへ送られたのは大玉で見栄えも良く、高糖度が特長の「青島温州」。3Lサイズで、直径約8cm以上もあるという。129箱(1箱あたり8kg)が北九州空港から空輸された。
国内では1kg約300円ほどで販売されているが、タイでは空輸費などが嵩むため、同約2300円ほどで販売されている。購入するのは主に富裕層だという。
また、同JAでは国内向けに「蔵出しみかん」の出荷も始めた。12月に収穫した高糖度系ミカンを、さらに糖と酸のバランスが良くなるまで専用の貯蔵庫で低温熟成させたもので、今年の商品は酸切れも良く、高糖度に仕上がっている。
(写真)厳しいチェックをクリアし、輸出される「JAPANESE MANDARIN ORANGES『MIKAN』」と書かれた専用箱入りのミカン
(関連記事)
・骨の健康維持に静岡みかんを JA静岡経済連がPRイベント(19.01.16)
・新かんきつ「あすみ」「璃の香」など紹介 農研機構(19.01.25)
・【横田敏恭・GAP普及推進機構理事長に聞く】グローバルGAPは世界への通行手形(17.07.31)
重要な記事
最新の記事
-
石破首相退陣に思う JAトップと野党議員が語る農政の課題2025年9月11日
-
米の収量で作況に代わる新指標 5年中3年平均値対比 農水省2025年9月11日
-
納豆汁、鯨汁、菊の花のお浸し-山形内陸の食-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第355回2025年9月11日
-
見かけは盛んな花の研究ですが...【花づくりの現場から 宇田明】第68回2025年9月11日
-
水稲の斑点米カメムシ類 1道2府32県で注意報 病害虫発生予報第7号 農水省2025年9月11日
-
「JA島原雲仙フェア」 みのりカフェ長崎駅店で11日から開催 JA全農2025年9月11日
-
身近な交通事故を可視化した「交通安全MAP」を公開 特設サイトも開設 JA共済連2025年9月11日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第113回2025年9月11日
-
自然再生をめざす金融アライアンス 新たな指針と技術集を公開 10月9日にシンポジウム 農林中金2025年9月11日
-
【組織改定・人事異動】デンカ(9月10日、10月1日付)2025年9月11日
-
三重県いなべ市の塩崎圃場が有機JAS「有機農産物」認証取得 KIMOTOファーム2025年9月11日
-
国内ポリオレフィン事業の競争力強化へ基本合意 三井化学、出光興産、住友化学2025年9月11日
-
ぶどうのまちで楽しむ収穫の秋「第33回 巨峰の王国まつり」開催 長野県東御市2025年9月11日
-
「初めて聞く農業者向け 農福連携セミナー」オンラインで開催 日本農福連携協会2025年9月11日
-
「AIエージェント×AI/DXフォーラム~農業」25日に開催 AIデータ社2025年9月11日
-
発売5年目の『無限シリーズ』リニューアル ひと口サイズも発売 亀田製菓2025年9月11日
-
農業プロジェクト『UTSUNOMIYA BASE』主催夏祭りイベント 宇都宮で開催2025年9月11日
-
熱中症対策をサポート「涼しい時間帯」に特化した農機具レンタルプラン開始 唐沢農機2025年9月11日
-
相鉄ブランド野菜「そうてつとれたて便」販売開始「貨客混載」輸送も実施2025年9月11日
-
新潟県津南町でカーボンクレジット地産地消モデルを実現 フェイガー2025年9月11日