「耕種資材部」、「米穀生産集荷対策部など新設-JA全農 大幅に機構改革2019年2月8日
JA全農は2月8日、4月1日付の本所機構の一部変更を発表した。肥料農薬部と生産資材部を廃止し「耕種資材部」を新設するなど、大幅に機構を見直しJA支援強化に向けた自己改革を加速化する。
新設する「耕種資材部」では肥料・農薬・資材・農機事業に一体的に取り組む。それによって生産基盤の拡大、JA支援強化など着実に実践する。また、関東営農資材事業所を「東日本営農資材事業所」に、北陸・東海・近畿営農資材事業所を「西日本営農資材事業所」に改称するほか、「中四国広域農機事業所」を新設する。
広域事業体制の構築に向け各地区の営農資材事業を集約しスリム化・効率化をはかる。
また、「施設農住部」を新設し、そのもとに札幌営農資材事業所を新設する。JA施設の更新や広域再編などを通じてJA支援を強化するとともに全農グループの資産を専門的見地から管理運用する。札幌の事業所は北海道地区の施設農住事業を担う。
米穀事業では米穀部の生産集荷機能を移管し、「米穀生産集荷対策部」を新設する。多収米等の契約栽培の拡大、担い手・JA推進の強化などと通じた連合会集荷数量の反転をめざし、販売と生産集荷対応を区分けした2部体制とする。
西日本米穀販売事業所の「福岡事業所」を「九州米穀販売事業所」とする。
耕種総合対策部には「東日本営農資材事業所」、「西日本営農資材事業所」、「九州営農資材事業所」を新設する。県本部と連携した営農対策、事業改革を推進するとともに、新設する耕種資材部と連携し品目推進と一体となった事業展開を可能とする体制とする。
輸出対策部は北京、ロンドン、シンガポール、香港、台湾の事務所を統括課に移管する。
燃料部は「総合エネルギー部」に改称する。石油・ガス事業に加え、組合員家庭向け電力小売事業を本格化し、石油・ガス・電気の垣根を越えた総合エネルギー事業を展開する。
生活リテール部を「くらし支援事業部」に改称し、地域の活性化に向け店舗事業、総合宅配、葬祭、農泊など通じ地域と組合員のくらしを支援する部署として明確化する。 そのほか、業務監査部を「監査部」に改称。広報部を「広報・調査部」として広報活動と農政活動を一体的に担う。
総合企画部は「経営企画部」に改称する。総務部と人事部を廃止し「総務人事部」とする。経理部は「財務部」に改称する。
(関連記事)
・【人事異動】JA全農 部次長級(4月1日付) (19.02.08)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(1)養豚農家に寄り添い疾病を防ぐ クリニック北日本分室 菅沼彰大さん2025年9月16日
-
【石破首相退陣に思う】戦後80年の歴史認識 最後に示せ 社民党党首 福島みずほ参議院議員2025年9月16日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(6)2025年9月16日
-
国のプロパガンダで新米のスポット取引価格が反落?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月16日
-
准組合員問題にどう向き合うか 11月15日に農協研究会開催 参加者を募集2025年9月16日
-
ファミリーマートと共同開発「メイトー×ニッポンエール 大分産和梨」新発売 JA全農2025年9月16日
-
「JA共済アプリ」が国際的デザイン賞「Red Dot Design Award2025」受賞 国内の共済団体・保険会社として初 JA共済連2025年9月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」北海道訓子府町で じゃがいもの新品種「ゆめいころ」を収穫 JAタウン2025年9月16日
-
山形県産「シャインマスカット」品評会出品商品を数量限定で予約販売 JAタウン2025年9月16日
-
公式キャラ「トゥンクトゥンク」が大阪万博「ミャクミャク」と初コラボ商品 国際園芸博覧会協会2025年9月16日
-
世界初 土壌団粒単位の微生物シングルセルゲノム解析に成功 農研機構2025年9月16日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加)NOSAI全国連2025年9月16日
-
農薬出荷数量は1.3%増、農薬出荷金額は3.8%増 2025年農薬年度7月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年9月16日
-
林業の人手不足と腰痛課題解消へ 香川西部森林組合がアシストスーツを導入 イノフィス2025年9月16日
-
農業支援でネイチャーポジティブ サステナブルの成長領域を学ぶウェビナー開催2025年9月16日
-
生活協同組合ユーコープの宅配で無印良品の商品を供給開始 良品計画2025年9月16日
-
九州・沖縄の酪農の魅力を体感「らくのうマルシェ2025」博多で開催2025年9月16日
-
「アフガニスタン地震緊急支援募金」全店舗と宅配サービスで実施 コープデリ2025年9月16日
-
小学生がトラクタ遠隔操縦を体験 北大と共同でスマート農業体験イベント開催へ クボタ2025年9月16日
-
不在時のオートロックも玄関前まで配達「スマート置き配」開始 パルシステム千葉2025年9月16日