【JA全農事業計画】和牛・乳牛の増頭支援と販売事業強化-畜産事業2020年4月9日
畜産事業では、生産面で省力化に向けた酪農モデル農場の実証や和牛繁殖センターの設置準備など、地域の生産基盤の維持・拡大への支援に取り組むほか、畜産販売事業の競争力強化を図る。
販売事業では、産地食肉センターへの家畜の集荷、食肉販売、農場運営などの機能集約と集荷・販売の広域化を地域実態に合わせて進める。また、包装肉事業拠点の全国網整備などにより、精肉パックの製造販売を軸とした地域の販売事業を強化する。消費者に向けてはドラッグストア、eコマース向け、デパ地下やエキナカなど中食業態にも参入し最終商品市場での事業拡大に取り組む。
生産面では酪農での搾乳ロボット導入に省力化の実証や、畜舎施設賃貸事業による家族経営支援のほか、乳肉複合経営モデル農場と和牛繁殖センターの設置準備を進める。 和牛素牛と乳牛の後継牛を増産するため受精卵移植(ET)技術ではシンクロET(採卵時の同日移植)の拡大、キャトルステーション事業の強化を進める。また、分娩時期を農家に知らせ事故の低減につなげる「モバイル牛温恵」など労務軽減・生産性向上に資するICT機器の普及促進も図る。
養豚では、ゲノム選抜による次世代種雄豚の開発や高衛生レベル肉豚生産方式への支援、養豚生産管理ソフト(WebPICS)の利便性向上に向けた修正、開発などを行う。
配合飼料事業では競争力のある飼料原料の安定確保に向け米国、ブラジル、カナダの関連会社による調達力強化と、全農グレインの穀物販売の拡大、商社・商系メーカーとの共同購買、共同物流を実施する。
酪農事業では生乳指定団体と連携した広域流通生乳の取扱拡大による全国需給調整機能の強化と生産者手取りの最大化に向け飲用向け用途での生乳の販売促進、物流子会社と連携した集送乳合理化、クーラーステーションの再編実施にも取り組む。
販売面では缶コーヒーなどに使用する業務用牛乳の安定販売に向けた製造・出荷体制の強化をはかる。
(関連記事)
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