糖度と大きさ極めた梨「にっこり 栃木プレミアム」販売開始2020年10月14日
栃木県 農政部経済流通課は10月13日、栃木県のオリジナル品種の梨「にっこり」の中でも高い糖度、大きさ、美しい形を極めた特別な梨「にっこり 栃木プレミアム」の販売を始めた。

「栃木プレミアム」は、県が定めた品質基準を満たした農産物を生産・流通できる生産者団体等をとちぎ農産物マーケティング協会が認証する制度。これまでのテスト販売や流通実証を積み重ねて設定した「品質基準」をクリアした商品で、認証制度に基づき、認証された生産団体等により出荷され、梨の「にっこり」と、いちごの「スカイベリー」が対象となっている。
「にっこり 栃木プレミアム」の認証制度の初年度になる今年は、JAうつのみや梨専門部と、JAなす南梨部会の2つの生産者団体が認証を受け、10月から第一弾として、「にっこり 栃木プレミアム」が出荷する。
栃木オリジナル梨の「にっこり」は、その親である新高の大きさと形、豊水のみずみずしさ・歯ざわり・さわやかな甘みをあわせもつ。その中でも「にっこり 栃木プレミアム」は、糖度13度以上、重さ800グラム以上になるよう選果。さらに、一つひとつを手にとって姿形の良さや傷みの有無など、品質の高さを丁寧に確認している。
一般的に農産物は、大きいほど大味になるイメージがあるが、にっこりは、大きくなるほどさらに甘みが際立つため、果実が大きくなるよう、木に実らす果実を厳選し、他品種に比べ極端に着果数を減らして栽培している。
「手をかければかけるほどおいしくなる」と生産者が口をそろえて言うように、「にっこり 栃木プレミアム」は、手間と時間をかけてじっくり大きく育て上げ、にっこりのおいしさを最大限引き出し、見た目にも味にも存在感がある。貯蔵性にも優れており、乾燥する冬の季節に、こたつでジューシーな「にっこり 栃木プレミアム」を食べることもできる。
今年は認証制度が始まったばかりで、天候の影響で生産量が少ないこともあり、販売先は限定されているが、栃木県は、順次拡大に向けて県全体で取り組んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米、稲WCSへの十分な支援を JAグループ2025年10月16日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
「国消国産の日」にマルシェ開催 全国各地の旬の農産物・加工品が集合 JA共済連2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日