25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日
農水省は12月12日、2025年産米の収穫量を公表した。ふるい目幅1.7mmベースの主食用米収穫量は746万8000tで前年に比べ67万6000t増加した。10月25日現在の公表値から変更はない。
主食用米の生産量は2017年以来最大となる。
このうち生産者が使用しているふるい目幅(1.80mm~1.90mm)ベースでの収穫量は718万1000tで前年に比べて66万2000tの増加となった。
作付面積は136万7000haで前年産に比べて10万8000ha増えた。主食用米の価格が上昇したことから、飼料用米など新規需要米や備蓄米からの転換で増加した。
全国の10a当たりの収量は多くの地域で総じて天候に恵まれたため前年産に比べて7kg増の526kgと見込まれた。
全国の作況単収指数は102。
農水省が10月に策定した米の需要見通しでは来年(26年)6月末までの主食用米の供給量は生産量と民間在庫量などを合わせて926万tとしている。需要量は697万t~711万tと見込み、6月末の民間在庫量は215万t~229万tとなる。直近10年ではもっとも多い在庫水準となる。
鈴木憲和農相は12月12日の会見で「現在の需給状況については、需要を上回る十分な供給が確保されている状況」と見方を示した。
26年産の作付けに向けては、需給動向に関するきめ細かな情報提供や、本省、地方農政局の職員が現場に出向いて産地との意見交換を行うなど「需要の応じた生産に向けた環境整備」を進め、「米生産者の皆さんがどのような作付けを行うか、様々な情報を考慮して経営判断をしていただきたい」と生産現場に呼びかけた。
10月策定の米の「基本指針」では26年産の主食用生産量を711万tとしている。生産量がこの水準となれば27年6月末の民間在庫水準は215万t~245万tとさらに過去最高水準を更新する見込みとなっている。在庫の積み上がりから米価下落への懸念も強い。
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