新潟県産オリジナルいちご「越後姫いちごホワイトサワー」新発売 JA全農2021年11月30日
JA全農は、国分グループ本社と「越後姫いちごホワイトサワー」を共同開発。JA全農が供給する越後姫の果汁と発酵乳を使い、神奈川柑橘果工で製造し、12月1日から発売する。
新発売の「越後姫いちごホワイトサワー」
新潟県産越後姫の果汁を3%使用した「越後姫いちごホワイトサワー」は、アルコール度数を4%に抑え、越後姫の上品な甘さを活かすため発酵乳と合わせ、まろやかな味わいに仕上げた。
「越後姫」は、1996年に関東地方の「女峰」と九州地方の「とよのか」や東北地方の「ベルルージュ」など、各地のいちごの特徴を引き継ぎながら、新潟県園芸研究センターで誕生した。長い研究期間を経て誕生した新潟生まれ新潟育ちのブランドいちごで、新潟市、新発田市、五泉市、佐渡を含めた全域で栽培。生産量の9割以上が県内で消費されている。
越後姫のネーミングは「可憐でみずみずしい新潟のお姫さま」から名付けられた。収穫時期は10月中旬から6月で、ピークは4月から5月。新潟県の気候に適したいちごで、新潟の冬を乗り越えて成長し、冬の間にできる越後姫は、じっくり成長し、酸味が抜けて甘くなる。一方、春にできる越後姫は甘味と酸味がほど良いバランスとなり、甘くてジューシー、大粒で果肉がやわらかい。
新商品は、生食に適さない小粒の越後姫を加工用として一部使うことで、生産者の所得向上を目指している。越後姫の良さを引き出し、サワーとして商品化することについて協議し、果汁率とミルクテイストにこだわることで、濃厚な味わいを表現した。
生食用として敬遠されがちな果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」にもあたる。同商品は新潟・北陸・長野・山梨・西東京・東海エリアのセブンイレブン約3400店で先行販売を予定。
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