温州みかんのやさしい甘み「和歌山県産温州みかんサワー」新発売 JA全農2021年12月14日
JA全農は12月15日、国分グループ本社と共同開発した「和歌山県産温州みかんサワー」を発売。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用する取り組みの一つで、和歌山県産温州みかんの果汁を20%使用した。日本果実工業で製造し、関西・中四国エリアのセブンイレブン約4500店での先行販売を予定している。
和歌山県産温州みかんサワー
和歌山県産温州みかんの果汁を20%使った「和歌山県産温州みかんサワー」は、アルコール度数を4%とし、果汁率にこだわることで、温州みかんの特徴であるやさしい甘みと爽やかな酸味を表現した。
一般的に「みかん」と言われている温州みかんは、皮が薄くてむきやすく、食べやすいのが特徴で、疲労回復や風邪の予防・回復、美肌作りに必要なビタミンが含まれている。中国の有名な柑橘の産地である、浙江省の温州市にあやかって、「温州みかん」と名付けられたが、名前が定着したのは、明治時代以降。色々な品種があり、成熟時期や産地、栽培方法等によって名前が付けられている。
「和歌山県産温州みかんサワー」は、果皮表面の病害虫による障害やキズの度合いなどによって生果販売に適さない温州みかんを加工用として使うことで、生産者の所得向上をめざしている。生果販売に適さない果実を商品化し、有効利用するこの取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15・陸の豊かさも守ろう」につながる。
同商品は、関西・中四国エリアのセブンイレブン約4500店で先行販売を予定。セブン&アイグループのヨーク、シェルガーデンの一部店舗での販売も予定している。
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