【第51回日本農業賞】個別経営大賞に深作農園(茨城)、岡元農場(石川)、吉野ジーピーファーム(岐阜)2022年2月2日
JA全中と日本放送協会は1月31日、第51回日本農業賞の審査結果を発表した。
日本農業賞「個別経営の部」と「集団組織の部」は、日本農業の確立をめざして意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献している農業者や営農集団の個人、組織を表彰している。
今回の受賞者は以下の通り。
【個別経営の部・大賞】
★農業法人深作農園有限会社 代表取締役 深作勝己氏(茨城県鉾田市 加入JA:JAほこた)
100年以上続く農家の6代目。メロン、イチゴ、甘藷、ミニトマト、水稲を栽培。土壌中の善玉菌を活かした農法に伝統の自然農法の考え方をあわせ独自の「深作農法」にこだわり生産、野菜栄養価コンクールなどでも表彰される。
メロン狩り、イチゴ狩り、スイーツの加工販売6次化にも意欲的。
★有限会社 岡元農場 代表 岡元豊氏(石川県能美市 JA根上)
離農する農家から農地を請け負い水稲の規模を拡大。直播栽培や晩生品種を導入するなどで作期を分散し、9haから34haまで拡大した。
伝統的な地域特産品の加賀丸いもを85a生産し複合経営を確立。栽培の省力化にJAとともに取り組み、次世代へつながる成果も挙げた。家族経営でありながら5年ごとの経営計画を立てるなど、企業的な農業経営に挑戦している。
★有限会社 吉野ジーピーファーム 代表取締役 吉野毅氏、専務取締役 吉野聡子氏(岐阜県高山市 JAひだ、JAひがしみの)
28歳で養豚業を起業。種豚の生産から肉豚の肥育まで一貫生産。現在では県内に3農場。年間出荷頭数は1万頭、県内でもトップレベル。旨さを追求するために血統や飼料にこだわり、5種掛け合わせ豚を生産している。
飼育での完全無薬化も実践するとともに、徹底した衛生管理体制を確立し、最新の糞尿システムの導入による環境対策、従業員の教育にも力を入れている。
【個別経営の部 特別賞】
★有限会社奥田園芸 代表取締役 奥田嘉一氏(奈良県桜井市 JAならけん 花苗、野菜苗)
【個別経営の部 優秀賞】
★有限会社エフ・エフ・ヒライデ 代表取締役 平出賢司氏 平出美樹氏(栃木県宇都宮市 JAうつのみや ユリ)
★有限会社今城農園 代表取締役 今城隆之氏(富山県高岡市 JA高岡 水稲)
★有限会社ハマユウ尾鈴ポーク 代表取締役 河野宜悦氏(宮崎県児湯郡川南町 JA尾鈴 養豚)
【集団組織の部 大賞】
★JA伊豆の国苺委員会 委員長 飯田寿夫氏(静岡県伊豆の国市 JA伊豆の国 イチゴ)
★JA京都にのくに万願寺甘とう部会協議会 会長 添田潤氏(京都府綾部市 JA京都にのくに 万願寺とうがらし)
★JA晴れの国岡山船穂町ぶどう部会 会長 浅野三門氏(岡山県倉敷市 JA晴れの国岡山 ブドウ)
【集団組織の部・特別賞】
★あまイチゴ組合 初代組合長 佐藤利春氏(愛知県愛西市 JAあいち海部 イチゴ)
【集団組織の部・優秀賞】
★(株)ぱるファーム大曲 代表取締役 小岩敏幸氏(宮城県東松山市 JAいしのまき 水稲、大豆、麦、施設トマト、ほうれん草)
★わくわくつわの協同組合 理事長 糸賀盛人(島根県津和野町 JAしまね、無人ヘリ防除、稲WCS作業受託ほか)
★東宇和農協野菜生産出荷協議会 きゅうり部会 部会長 堀田静男氏(愛媛県西予市 JAひがしうわ きゅうり)
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