10月は「国消国産月間」 国民理解醸成へ1000万人キャンペーン 中家JA全中会長がアピール2022年9月9日
JA全中の中家徹会長は9月8日、定例の記者会見で、今の農業の置かれた厳しい状況を訴えると同時に、来月の「国消国産月間」をアピールし、食料の安全保障に対する国民理解醸成の必要性を強調した。
JA全中 中家徹会長
JAグループは来月10月を「国消国産月間」として、全国運動を展開する。13日に開く食料安保を考える「1万人のシンポジウム」や、16日の「国消国産の日」を中心に、地方での「1000万人キャンペーン」などを展開し、わが国の食と農について国民の理解醸成をはかる。会見で中家会長は、「これを起点として全国のJAグループを挙げて情報発信をしたい」と、国消国産の取り組みの意義を述べた。
また、現在の農業の状況について中家会長は、肥料、飼料の高騰、農産物価格の低迷、さらに円安、自然災害の多発を挙げ、「営農の継続が危ぶまれている。国内資源を守るため、JAや国による生産現場での支援は不可欠だ」との認識を示した。
一方で、農業、JAの組織・事業基盤の確立・強化の必要性を強調。同会長は「全国の優良JA、先進的な経営を紹介し、横展開するためのフォーラムやセミナーの開催に取り組んでいる。10月6日から10日に鹿児島で開かれる全国和牛能力共進会にも触れ「畜産経営の努力が報われる大会を願っている」と期待を込めた。
このほか,2023年度農林水産概算予算については前年度より17.7%の増額となったが、食料安保について、「従来の予算の置き換えではなく、純増で万全な措置を講じて欲しい」と強調した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(158)-改正食料・農業・農村基本法(44)-2025年9月6日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(75)【防除学習帖】第314回2025年9月6日
-
農薬の正しい使い方(48)【今さら聞けない営農情報】第314回2025年9月6日
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日