栗の出荷開始 前年比188%の増加見込む JA阿蘇2025年9月25日
JA阿蘇西原栗部会は8月下旬から2025年産栗の出荷を開始した。天候不順を乗り越え、着毬数も多く、前年比188%にあたる約15トンの出荷を計画している。岐阜や熊本県内への出荷を予定し、品質向上に向けた取り組みも強化している。
栗選果の様子
JA阿蘇西原栗部会は、2025年産栗の出荷を8月下旬に開始した。今季は2月下旬から4月にかけて低温が続いたものの、収穫期には着毬数も多く、例年を大きく上回る出荷量を確保。前年比188%となる約15トンを計画しており、岐阜や熊本県内の市場へ出荷する。
昨年は全国的に不作となり、西原地区でも前年比50%にとどまった。今年はその反動もあり、豊作となる見込みだ。
部会には約30人の生産者が所属しており、毎年出荷査定会を開き、収穫や選果時の注意点を共有するとともに、規格統一に取り組んでいる。担当職員は「より良い品質のものをより多く出荷するため、涼しい時間帯での収穫や選果基準の徹底を進めていきたい」と話している。
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