JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
都市農業の役割などアピール【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年11月26日
市川市は江戸川を挟んで東京の江戸川区に接する都市近郊で、大消費地に最も近いナシや小松菜などの軟弱野菜の供給地になっている。広報誌では都市農業について、①環境保全②景観創出③地産地消④食育・教育⑤交流創出⑥防災の六つの機能を挙げ、JA支店での新鮮野菜の直売や農家主導の体験農園や小学生対象の体験授業などの取り組みを紹介している。
都市農業の役割についての都市住民の意向調査結果をグラフで分かり易く示している。
大消費地の横浜市を管内とするJA横浜は、約6万人の准組合員を「横浜農業振興応援団」と位置づけ、地元農業への理解を深めている。具体的には、農家の農作業を手助けする「援農ボランティア」を育成し、現在76人が登録している。また准組合による生産現場の視察を実施。終了後に正組合員やJAの役職員と意見交換会を開き、JA事業や活動への参加を呼び掛けるなど、さまざまな形で准組合員や都市住民にアプロ―チをしている。
さらに准組合員の意見やエピソードを募集しリーフレットで紹介している。紙面はやや詰め込みすぎのきらいもあるが、写真をふんだんに使い見やすい紙面になっている。
100万都市のJA福岡市は「食料農業協同組合」を目指している。食料は農家だけでなく地域の人、ひいては全国民のためにある。万が一食料危機になった時には、正組合員が作った農産物を優先的に准組合員に供給する。この方針をJA発足60周年記念企画の座談会で披露し、JA専務と若手・中堅の職員が、自分の仕事を通じて、それぞれJAや地域に対する思いを語っている。
地域との結びつきが強かった「古き良き時代のJA」について話が弾むが、同じ出席者の写真が3回も登場するのは多すぎか。
重要な記事
最新の記事
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
-
【人事異動】JA全厚生連 新理事長に歸山好尚氏(7月25日)2024年7月26日
-
【警報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で最大限の警戒を 鳥取県2024年7月26日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2024年7月26日
-
今が旬の「夏酒」日本の酒情報館で提案 日本酒造組合中央会2024年7月26日
-
ヤンマーマルシェ、タキイ種苗と食育企画「とりたて野菜の料理教室」開催 カゴメ2024年7月26日
-
「ごろん丸ごと国産みかんヨーグルト」再登場 全国のローソンで発売 北海道乳業2024年7月26日
-
物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
-
農機具王「サマーセール」開催 8月1日から リンク2024年7月26日
-
能登工場で育った「奇跡のぶなしめじ」商品化 25日から数量限定で受注開始 ミスズライフ2024年7月26日
-
東京・茅場町の屋上菜園で「ハーブの日」を楽しむイベント開催 エスビー食品2024年7月26日
-
鳥インフル 米国オハイオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月26日
-
大玉すいか販売大幅減 小玉「ピノ・ガール」は前年比146.8% 農業総研2024年7月26日
-
千葉県市原市 特産の梨 担い手確保・育成へ 全国から研修生募集2024年7月26日
-
水産・農畜産振興 自治体との共創事例紹介でウェビナー開催 フーディソン2024年7月26日
-
新規除草剤「ラピディシル」アルゼンチンで農薬登録を取得 住友化学2024年7月26日
-
自由研究に「物流・ITおしごと体験」8月は14回開催 パルシステム連合会2024年7月26日
-
高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日