JAの活動:第70回JA全国青年大会
【第70回JA全国青年大会詳報・2】活動実績発表最優秀 JA山形おきたま飯豊地区青年部2024年3月5日
全国農協青年組織協議会(JA全青協)が2月28日、東京都内で開いた第70回JA全国青年大会の「JA青年の主張」で埼玉県の吉田雅さん(埼玉県JA南彩青年部)、「JA青年組織活動実績発表」でJA山形おきたま飯豊地区青年部が、それぞれ最優秀賞に輝いた。主張・発表内容の要約を紹介する。
【JA青年組織活動実績発表最優秀】
▼JA山形おきたま飯豊地区青年部(発表者=武田親祐さん)
組織活動を発表するJA山形おきたまの武田さん
東京で出前授業20年
発表者=武田親祐さん(JA山形おきたま飯豊地区青年部)
「シン・東京米(こめ)物語~交流の力でコロナ禍と大水害を乗り越えろ~」
20年前、青年部の事業に食農教育を掲げ、「東京の子どもたちに食べ物や農業の大切さを伝えたい」との思いで、「米作りをしませんか。私たちが指導します」と書いた手紙を東京・新宿区の小学校を中心に100校に送ったところ2校が参加を希望。そこから、今に続く「稲作体験出前授業」が始まりました。
やがて参加校から「飯豊町へ行ってみたい」という声が出て、児童の親も含めた双方の交流が始まりました。町内の他の農業団体の若者の協力を得るとともに、受け入れた学校には「米づくりの会」をつくってもらい、事業継続の体制を整えました。こうしたつながりから、学校給食に「山形おきたま米」を使ってくれる学校が増え、給食の食べ残しが減ったそうです。
参加校のある商店街から、飯豊町産の農産物を使ったオリジナルブランド商品開発の相談を受け、またアンテナショップを開店するなど地域ぐるみの交流に広がりました。こうしたつながりは令和4(2022)年の飯豊町を襲った大水害のとき大きな力になり、小学校の出前授業で学んだ中学生が、被害を受けた青年部の収穫体験農場の作業を手伝ってくれました。交流に関わった子どもたちは、20年間で、延べ109校9765人に達します。
時代が変わっても、人と人が直にふれあうことで生まれる絆にかなうものはありません。地道に築いてきたつながりがあってこそ、困難な状況を乗り越える勇気と力が生まれるものだと思います。頻発する自然災害に備え、JA青年部と都市住民間で「助け合い協定」の締結を準備しています。
■JA青年組織活動実績発表」テーマと発表者
▽「シン・東京米(こめ)物語~交流の力でコロナ禍と大水害を乗り越えろ~」(山形県JA山形おきたま飯豊地区青年部 武田親祐)
▽「地域から愛される青年部にするために」(栃木県JAなす南青壮年部 佐藤剛)
▽「Breakthrough『前進』」(静岡県JAふじ伊豆富士地区青年部大渕支部 勝又正登)
▽「どうする岩岡青年部」(兵庫県JA兵庫六甲西神戸経営者協議会 髙見清治)
▽「三崎STRONG~俺たちの三崎ブランド~」(愛媛県三崎青壮年同志会 山下淳)
▽「つながりを築く場所」(熊本県JAやつしろ青壮年部郡築支部 松本祐毅)
写真=組織活動を発表するJA山形おきたまの武田さん
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【第70回JA全国青年大会詳報】
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