食品産業景況DI プラス値さらに上昇-日本公庫2016年3月22日
日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業は3月18日、27年下半期食品産業動向調査結果を発表した。
産業の総合的な動向をみる指数の景況DIは、売上高DI、経常利益DI、資金繰りDIを単純平均して算出する。景況DIは前回調査で平成9年の調査開始以来18年間ではじめてプラス値となった。
今回の調査では、売上高DIが前回調査より9.2ポイント上昇し22.4、経常利益DIが9.3ポイント上昇し10.8、資金繰りDIが2.6ポイント上昇し▲0.2となったことから、景況DIは7.0ポイント上昇し11.0ポイントとなった。
28年上半期の先行き景況DIは、5.7ポイント低下するものの5.3とプラス値を維持する見通しとなった。
地域別の景況DIは10地域(北海道、東北、北関東、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿、中国、四国、九州)すべてで前回から3.4~14.6ポイント幅で上昇、7.4~21.0のプラス値となった。
28年上半期の先行き景況DIは10地域すべてで0.8~12.7ポイント幅で低下するものの、北海道と東北以外の8地域はプラス値を維持する見通しとなっている。
雇用判断DIは、前回よりも9.9ポイント上昇し33.0と雇用の不足感が増大しており、28年上半期の先行きDIは2.6ポイント低下するものの、30.4と高い水準を維持することから雇用不足感は続く見込みだ。
設備投資DIは前回調査にくらべ0.5ポイント低下するものの、8.4とプラス値を維持しており、設備投資環境の回復感が続いている。
(関連記事)
・食品産業の景況DI、初のプラスに 日本公庫(2015.09.24)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(161)-食料・農業・農村基本計画(3)-2025年9月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(78)【防除学習帖】第317回2025年9月27日
-
農薬の正しい使い方(51)【今さら聞けない営農情報】第317回2025年9月27日
-
【特殊報】タケ類にシナチクノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
【特殊報】タケ類にキモンホソバノメイガ 府内で初めて確認 大阪府2025年9月26日
-
乾田直は栽培に対応したサービス・技術開発を加速 環境対策やデジタル領域で BASFジャパン2025年9月26日
-
石破総理「世界のおにぎり屋を10倍に」日本産食材をニューヨークでアピール 農水省2025年9月26日
-
【全中教育部・オンラインJAアカデミー】高齢者支援から広がる地域課題の解決ビジネス ヤマト運輸「ネコサポ」に学ぶ2025年9月26日
-
(454)名前と番号【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月26日
-
「岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリア」原料のフレグランス FERNANDA JAPANが販売開始 小川香料、JA全農おかやま、農林中金岡山支店2025年9月26日
-
不二家と共同開発 山梨県産すもも使用「ニッポンエールパレッティエ」新発売 JA全農2025年9月26日
-
岩手県産純情りんご「紅いわてフェア」26日から開催 JA全農2025年9月26日
-
「WTTスマッシュ中国」開幕 卓球日本代表選手を「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年9月26日
-
「JA共済マルシェ」を開催 全国の農産物・加工品を販売 防災特設ブースも設置 JA共済連2025年9月26日
-
茨城県水戸市、静岡県浜松市における蓄電所事業へ参画 JA三井リース2025年9月26日
-
吉野梨「新高」台湾へ JAやつしろ2025年9月26日
-
企業型確定拠出年金の全国普及へ 岡三証券グループと合弁会社設立 農林中金2025年9月26日
-
協同組合の存在価値を考える 日本協同組合学会の杉本貴志会長が講演 日本共済協会2025年9月26日
-
農業の従業員給与「上昇」6割超 稲作、酪農で増加 日本公庫調査2025年9月26日
-
アジアイネとアフリカイネの雑種障壁を克服 稔性雑種の育成手法を確立 国際農研2025年9月26日