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「平成29年度病害虫発生予報第9号」を発表 農水省2017年11月20日

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 農林水産省は11月15日、向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報を発表した。それによると野菜では、アザミウマ類、アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類の発生が、関東以西の一部地域で多くなると予想している。

 気象庁の向こう1か月の予報では、気温は北日本で平年並みか低く、東・西日本及び沖縄・奄美では低くなると予想。降水量は、北日本及び東日本の日本海側で多く、西日本の日本海側で平年並みか多いと予想。日照時間は、北日本及び東日本の日本海側で少なく、西日本及び沖縄・奄美で平年並みか少ないと予想している。

◎野菜・花き共通
 アザミウマ類、アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類の発生が、関東以西の一部地域で多くなると予想。これらの害虫は、作物を加害するほか、害虫の種類によっては病原ウイルスを媒介することが知られている。ウイルス病の発生を抑制する上でも、適切に防除することが必要となる。
 これら微小害虫は、発生密度が高くなってからでは防除が困難になるため、圃場の観察をきめ細かく行い、発生初期の防除が必要だ。施設栽培では、施設内への侵入を防止するため、施設の開口部に防虫ネットを設置するなどの対策が求められる。
 なお、微小害虫は、薬剤感受性の低下が懸念されるので、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に、同一系統の農薬使用を避けるとともに、化学合成農薬だけではない各種防除手段を組み合わせた防除の検討も必要になる。
 シロイチモジヨトウの発生が、近畿、沖縄などの一部地域で多くなると予想されている。幼虫の成育が進むと薬剤への抵抗力が高まるので、圃場を注意深く観察し、適期防除の実施が求められる。
 また、コナガの発生が南関東、近畿、北九州の一部地域で多くなると予想。コナガは薬剤抵抗性が発達しやすく、ジアミド系の一部薬剤において、本虫に対する感受性の低下が報告されている。

◎果樹共通
 果樹では、翌春の病害虫防除を効率的・効果的に実施するため、病害虫の越冬量を低下させ、翌春の病害虫の発生を抑制することが重要だ。
 病害対策として、翌春の一次伝染源となる被害落葉や罹病部の除去を実施すること。また虫害対策として、ハダニ類及びカイガラムシ類の発生が多かった園地では、粗皮削りやマシン油散布による防除を実施すること。

◎茶
 カンザワハダニの発生が、東海及び南九州の一部地域でやや多くなると予想。多発園では、翌年の一番茶期の発生を抑制するため、本虫の休眠前に秋冬季防除を実施すること。

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