政府備蓄米11万t落札 買入れ予定は20万t2018年2月15日
農林水産省は2月14日、30年産備蓄米の第2回政府買入入札結果を公表した。第2回入札では9万7000tが落札した。
30年産の政府備蓄買入れ予定数量は20万t。1月の第1回入札では約1万5000tの落札数量にとどまったため、今回の提示数量は残る18万4485tとした。これに対する落札数量は9万7736tで落札率は53%だった。
入札参加資格者数は120だが、第2回の入札者数は37にとどまった。買入れ予定数量の多い産地でも30年産については消極的な対応となっている。買入れ予定数量の優先枠が1万7000tともっとも多い秋田は6000t残した。同1万5000tの新潟県も3000t、同3600tの岩手県も225tの落札数量で3400t残した。
第1回と合わせた合計落札数量は11万3251tとなった。第3回入札は残る8万6000tを提示数量として2月27日に実施される。優先枠はなくなり枠の残りは全量を一般枠にとして入札される。
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