米の情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」開設-農水省2018年10月26日
農林水産省は10月26日、米の消費拡大を目的に情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」を開設した。全国のごはん大盛り・おかわり無料の飲食店や、旅先で味わえる郷土食などに関する情報をグルメ情報サイトなどとの協力で発信する。
全国のごはん大盛り・おかわり無料のお店情報はグルメ情報サイト「食べログ」の協力で、旅先グルメごはん情報は同じく「ぐるなび」の協力で発信する。
また、ごはん大盛り・おかわり無料キャンペーンなど米の消費拡大に取り組む企業、団体を応援する「わたしたち日本ごはん党」のコーナーを設け、その事業、活動を紹介する。日本ごはん党にはごはん食推進の主旨に賛同し、米の消費拡大に向けた取り組みへの参加を希望する企業・団体が参加できる。
そのほか、JAの女性組織が47都道府県それぞれの特色あるおにぎりを考案したり継承している「日本のおむすび全部食べた~い」サイトや、米粉の用途別レシピ動画などともリンクしている。
米の1人あたりの年間消費量は昭和37年度の118.3kgをピークに減少し、平成29年度は54.2kgと半分以下になった。近年は人口減少と高齢化で年間8万t需要量が減少している。
しかし、ごはんにはたんぱく質や炭水化物のほか、ミネラル類など人間に必要な栄養素が多く含まれている。このサイトではこうしたごはんの栄養や健康面についての情報や、おにぎりダイエットなど民間の取り組みなどを幅広く取り上げ、日本人の主食であり日々の生活に欠かせないごはん食について発信していく。
WEBサイト:米の消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」
(写真)JA全国女性組織協議会で活動展開する47都道府県のおむすびを紹介するポスター
(画像内のQRコードを読み取ると農林水産省のページに簡単にジャンプすることができます。)
(関連記事)
・中食・外食に大きな米消費拡大の可能性【藤尾益雄(株)神明代表取締役社長】(18.02.06)
・【戸井・全農チーフオフィサーに聞く】変化する消費現場に的確に応える(17.12.20)
・【熊野孝文・米マーケット情報】コメ消費拡大も外国人頼み? インバウンド需要の実態(18.09.18)
・【熊野孝文・米マーケット情報】コメ消費拡大より優先されるべき取組みとは?(18.08.21)
・米の消費量4.9%減-6月 米穀機構調査(18.08.03)
・【熊野孝文・米マーケット情報】ササニシキ系のコメなら消費が増える? 食味テストの現場から(18.10.23)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日
-
農業高校生研修を開催 秋田北鷹高等学校、増田高等学校の生徒が参加 JA全農あきた2025年7月8日