持続可能な地域づくりで受賞 生活クラブ2019年3月11日
生活クラブは、山形県遊佐町が『第2回自治体政策評価オリンピック』の「環境を大切にした持続可能な地域産業」の分野で、先進事例表彰を受けたことを発表した。
遊佐町は生活クラブのお米や農産物の主要な産地であり、地元生産者、JA庄内みどりとの提携は40年以上に渡る。生産提携に留まらず、飼料用米の生産や地域循環型農業への取り組みなど、生産者と消費者で協力して地域資源の活用や自給力向上に向けた先駆的な取り組みを進めてきた。
(写真)庄内・遊佐太陽光発電所
一方で、同地区は人口減少や高齢化などの問題を抱えており、基幹産業である農業や地域社会の持続性が課題となっている。この課題の解決に向け2013年1月、遊佐町、JA庄内みどり、生活クラブの3者で「地域農業と日本の食料を守り、持続可能な社会と地域を発展させる共同宣言」を締結し、様々な活動を通して、生産基盤の強化などを3者で協力して行なってきた。今回、この活動に対して、自治体生活評価オリンピックより表彰を受けた。
先進事例表彰の選考基準は、「先進性、独創性が高いこと」「持続可能な地域社会を形成するために積極的に取り組まれていること」、「多様なセクターの参加、参画を実体化していること」など。今回の表彰は、従来の生産者-消費者との関係を超え、遊佐町という行政を巻き込んで地域社会づくりへ取り組んでいる点が評価された。
生活クラブは、今後も「共生」による持続可能な地域社会づくりを進めると語った。
(関連記事)
・遺伝子組換え作物栽培面積は1億8510万haに 国際アグリバイオ事業団(18.06.27)
・「金のいぶき」と「花粉米」、2つの機能性米(17.12.11)
・遺伝子組換え表示制度でパルシステムが意見書(17.11.20)
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日