にんじん、はくさい、ねぎが安値傾向 2月の野菜の生育状況と価格見通し 農水省2022年1月31日
農林水産省は1月28日、東京都中央卸売市場に出荷される2月の野菜の生育状況と価格見通を主産地等から聞き取り、結果を公表した。はくさい、ねぎは安値傾向で、にんじんは2月前半に安値傾向となる見込み。
<現在の生育状況>
◎根菜類(だいこん及びにんじん)
・だいこんは、生育が概ね順調。一部の産地では、気温の低下に伴い、生育が遅延傾向。
・にんじんは、生育が良好。
◎葉茎菜類(はくさい、キャベツ等)
・はくさいは、生育が良好。
・キャベツは、生育が概ね順調だが、一部の産地では、気温の低下に伴い、生育が停滞傾向。
・ほうれんそう、レタスは、気温の低下に伴い、生育が遅延傾向。
・ねぎは、生育が良好であり、太物傾向。
◎果菜類(きゅうり、なす等)
・きゅうり、なす、トマト、ピーマンは、生育が概ね順調だが、一部の産地では、気温の低下に伴い、生育・肥大が遅延傾向。
◎土物類(ばれいしょ、さといも及びたまねぎ)
・ばれいしょは、北海道で、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向。鹿児島本土産でも、玉付きが少ないが、鹿児島島しょ部産は、生育が順調。
・さといもは、作柄が平年並み。
・たまねぎは、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向。
<今後の生育、出荷及び価格見通し>
◎だいこん
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
主産地で、生育が良好。潤沢な出荷が見込まれるため、2月前半の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。2月下旬にかけて、関東産の出荷が終盤に向け減少するため、2月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。
◎はくさい
主産地で、生育が良好。潤沢な出荷が見込まれるため、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
◎キャベツ
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ほうれんそう
主産地で、気温の低下に伴い、生育が遅延傾向。、出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
主産地で、生育が良好。太物傾向で、潤沢な出荷が見込まれるため、2月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
◎レタス
主産地で、気温の低下に伴い、生育が遅延傾向。出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎きゅうり
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎なす
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎トマト
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン
主産地で、生育が概ね順調。安定した出荷が見込まれるため、2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎ばれいしょ
北海道で、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向。鹿児島(本土産)でも、玉付きが少ないため、2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。
◎さといも
主産地で、作柄が平年並み。2月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
◎たまねぎ
主産地で、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向。2月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす症状 県内で初めて確認 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】花き類、野菜類、ダイズにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】りんご、なしに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】セイヨウナシ褐色斑点病 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月3日
-
【注意報】いね 斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月3日
-
米生産に危機感 高温耐性品種など急務 日本作物学会が緊急声2025年7月3日
-
【人事異動】農水省(7月4日付)2025年7月3日
-
花産業の苦境の一因は生け花人口の減少【花づくりの現場から 宇田明】第63回2025年7月3日
-
飼料用米 多収日本一コンテストの募集開始2025年7月3日
-
米の民間在庫量 148万t 備蓄米放出で前年比プラスに 農水省2025年7月3日
-
【スマート農業の風】(16)温暖化対応判断の一助にも2025年7月3日
-
令和7年度「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」募集開始 農水省2025年7月3日
-
農業遺産の魅力発信「高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」開催 農水省2025年7月3日
-
トロロイモ、ヤマノイモ・ナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第347回2025年7月3日
-
【JA人事】JA町田市(東京都)吉川英明組合長を再任(6月26日)2025年7月3日