酪農への支援対策で野村農相 「厳しいことは十分認識 飼料対策など3点セットで支援」2023年3月7日
飼料価格の高騰などで厳しい経営に直面する酪農家への支援に向けて、野村哲郎農相は3月7日の閣議後会見で、「総理からも指示を受けており、飼料価格への激変緩和措置も含めた3点セットで取り組んでいきたい」と述べ、飼料高騰対策や低能力牛の早期淘汰による生乳の需給改善を通して農家を支援したいとの考えを示した。
生乳の需給改善に向けては、乳量が少ないなどの低能力牛を早期に淘汰する場合、今年3月から9月まで1頭当たり15万円を交付する事業がスタートしているが、牛を処分することによる支援には生産者からの批判も多い。
こうした中、酪農への支援対策について質問されたのに対し、野村農相は「酪農が非常に厳しいことは十分認識しており、総理からも色々な対策を講じるよう指示を受けている」と述べ、積極的に酪農への支援に取り組む姿勢を示した。
具体的には「1つは餌対策として激変緩和措置を講ずること、2つ目は高騰している輸入の粗飼料価格への対策、それに評判は悪いが1頭15万円を交付する生乳生産量の抑制対策を一緒に進める。この3点セットで取り組みたい」と述べ、複数の対策を組み合わせて農家を支援する考えを示した。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































