米輸出に意欲 担い手への新たな支援も 江藤農相2025年3月21日
江藤拓農相は3月21日の閣議後会見で米の輸出に力を入れる考えを改めて強調し、地域の農地を引き受ける担い手に奨励金など新たな支援も検討することなどを明らかにした。
現在検討されている新たな基本計画では2030年に精米ベースで35万tの輸出量を目標に掲げている。
そのために15ha以上の生産コストを現在の60kg1万1350円を5年後に同9500円に引き下げることをめざす。
江藤農相はそのために農地の大区画化やスマート農業の導入、さらにはロボテクスの活用も必要との考えを示した。
また、25年産の水田の作付け意向では主食用米の作付け面積が昨年より2.3万ha増える傾向が示され、生産量は12万t増える見込みとなっている。
この結果について江藤農相は「売れることが担保されれば生産力はある」との認識し、輸出に力を入れる考えを示した。
それに関連して今月末までが策定期限となっている地域計画に触れ、「地域計画で未来予想図が描ける」として兼業農家などが耕作をやめていく農地が、いわゆる「白地」として示される地域も出てくることを念頭に「(そうした農地を)引き受ける人に奨励金を出すことも考えていきたい」と話した。
ただし、世界の米市場は長粒種が中心であり、単中粒種は少ない。江藤農相は「マーケットメイクの努力もしなければならない」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日