トランプ大統領「日本は米に700%関税」発言 江藤農相「理解不能」2025年4月3日
米国政府は日本時間4月3日午前、相互関税の導入を発表し、日本からの農産品を含む輸入品に24%の関税を課す方針を示した。また、トランプ大統領は演説のなかで「日本は米に700%の高関税をかけている」と発言した。これら米国政府の発表について3日午後、江藤拓農相が記者団の取材に応じた。
大臣室前で取材に応じる江藤農相(4日、東京・霞が関の農水省)
江藤農相は「今般、相互関税を発表したことは極めて遺憾。これまで日本を対象にすべきでないとあらゆるルートを通じて申し入れてきたが、こういう結果になったことは極めて遺憾」と遺憾と繰り返した。
米をめぐる発言については「国家貿易で輸入するミニマム・アクセス(米)は輸入差益のみで輸入しており関税はかかっていない。そもそも無税」と強調した。
さらにミニマム・アクセスの枠外の税率について日本は1kg341円の従量税をかけているが、これが「700%」になるというのは「論理的に計算しても出てこない。これについてもなかなか理解不能だ」と述べた。
また、米国政府は非関税障壁なども含めて日本は46%の関税を米国に課しているとしたが、「まったく根拠が分からない。このような計算式でこうなった、という説明をしっかりしていただかないと分析のしようがない」と批判した。
そのうえで江藤農相は石破総理とも協議し、明日4日の定例会見で改めて見解と今後の対応を説明する考えを示した。
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