中長期の農政で夢が持てる方向性を 千葉県の農業者が小泉農相に要請2025年7月23日
稲作経営者会議千葉県支部の小泉輝夫氏(小泉ファーム代表)と千葉県柏市の農業生産法人沼南ファームの橋本英介社長が7月23日、小泉進次郎農相を訪問し、米政策について要請を行った。
左から橋本社長、小泉代表、小泉農相、小池正昭自民党衆議院議員
冒頭、小泉農相は日米関税交渉の結果に触れ「ミニマムアクセス(MA)米の77万tの枠内で合意できた。今後も安心して米作りを行うことができ、中長期の経営にも見通しがつく方向にしていきたい」と述べた。
小泉代表は「中長期の農業政策で夢を持てる方向性にしてほしい。消費者対策の備蓄米だけでなく、農業者向けの方向性も力強く打ち出して欲しい」と要請の趣旨を説明した。
要請する小泉代表と橋本社長
要請後、小泉代表は記者からの要請内容についての質問に「基盤整備について要請した。米価が安い時には農業者には対応してもらえず、再び底が抜けて価格が下がるのではと不安。力強いメッセージを早急に示して欲しい」と強調した。
要請後に質問に応える
橋本社長は「5年後の急激な人口減は農村から。担い手とされる大規模経営でも農地は受けきれない。この5年間で対応しないと生産力低下での本当の米不足が発生する。大臣からも増産の政策の意向が示され、少し希望が見えた」と述べた。
関税交渉の結果についても聞かれ、橋本氏は「米は関税0でもいい。カリフォルニア米と差別化はできるので自由にやらせてほしい」。小泉代表は「米の生産力低下は本当の意味では5年後、10年後になる。将来、日本の食は大丈夫かと心配している。経営を続けていける政策を求めたい」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
岐阜県「ひるがの高原だいこんフェア」みのるダイニング名古屋店で開催 JA全農2025年9月10日
-
愛知県産いちじく・大葉使用 学生考案の地産地消メニュー 16日から販売 JA全農2025年9月10日
-
みのりカフェ・みのる食堂三越銀座店15周年記念 国産黒毛和牛の特別メニュー提供 JA全農2025年9月10日
-
「九州銘柄茶フェア」直営飲食6店舗で10月5日まで開催中 JA全農2025年9月10日
-
本日10日は魚の日「長崎県産からすみ」など130商品を特別価格で販売 JAタウン2025年9月10日
-
日本農福連携協会とスポンサー契約を締結 農業総合研究所2025年9月10日
-
鳥インフル 米ジョージア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月10日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月10日
-
初の海外拠点 アイルランド・ダブリンに設立 NEXTAGE2025年9月10日
-
夏休み特別企画「びん牛乳の今と未来」小学生親子が、猛暑の酪農現場で体験学習2025年9月10日
-
10周年迎える「パンのフェス2026 in 横浜赤レンガ」3月に開催決定2025年9月10日
-
「地産地消ビジネス創出支援事業」育成講座の受講者を募集 横浜市2025年9月10日
-
「やまなし4パーミル・イニシアチブ認証農産物」ぶどう販売フェア実施 山梨県2025年9月10日
-
「まるっとお米パン」新発売 アグロルーデンス× 宇佐米粉製パン2025年9月10日
-
「キウイforキッズ 2025」キウイの無償提供10万食を達成 ゼスプリ2025年9月10日
-
【特殊報】ナスこうがい毛かび病 県内で初めて確認 埼玉県2025年9月9日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県南部地域で多発のおそれ 徳島県2025年9月9日
-
【注意報】ブロッコリー、レタスにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 徳島県2025年9月9日
-
コシヒカリの概算金、3000円追加 安定供給の責任果たす 全農とちぎ2025年9月9日
-
来年6月の米在庫量200万t超の見込み 小泉農相 備蓄制度見直しも2025年9月9日