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【注意報】アブラナ科野菜にハイマダラノメイガ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月25日

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兵庫県病害虫防除所は、アブラナ科の野菜類と花き類(キャベツ、はくさい、ブロッコリー、だいこん、チンゲンサイおよびストック等)にハイマダラノメイガが県内全域で多発のおそれがあるとして、7月24日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

図:誘致植物(クレオメ)の花枝におけるハイマダラノメイガ寄生率の推移 ※6月は4か年(2021~2024年)、7月~9月は10か年(2015~2024年)の平均値

兵庫県病害虫防除所によると、県立農林水産技術総合センター(加西市)で実施しているハイマダラノメイガの誘致植物(クレオメ)による調査で、6月第4週以来、花枝への寄生率が平年より高く推移している(図)。また、7月第3週(7月16日)の調査では、寄生率が71%と過去10年の値と比較して最も高く、多発年(2022年)を上回っている。

兵庫県内のアブラナ科野菜(チンゲンサイ)ですでに同種による被害が認められている。

気象庁が7月17日に発表した近畿地方の1か月予報によると、気温は平年より高く推移。同種の増殖に好適な条件であることから、発生はさらに増加すると考えられる。今後、野菜類の育苗や本圃への定植(ダイコン等の直播栽培を含む)の盛期となることから、対象作物での被害が拡大することが懸念される。

写真1:ハイマダラノメイガ成虫。体長は約10mmと写真2:クレオメに寄生する幼虫。生長点の食害(提供:兵庫県病害虫防除所)(提供:兵庫県病害虫防除所)

ハイマダラノメイガはアブラナ科作物を特異的に加害する。成虫(写真1)は体長約10mmで、生長点付近に1卵ずつ産卵。幼虫は、作物の育苗期~本圃栽培初期では、生長点付近に食入し、葉を綴り合わせて食害する(写真2)。

生育初期に食害されると成長が止まり(写真3)、キャベツ等の結球野菜では、食害を受けた株は正常に結球しなくなり(写真4)、商品価値を失うため、1頭でも株に存在すれば減収につながる。

写真3:食害を受けたキャベツ。定植直後と写真4:食害を受けたキャベツ。正常に結球しない(提供:兵庫県病害虫防除所)(提供:兵庫県病害虫防除所)

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)加害を確認してからの対策では手遅れとなるため、発生盛期である8月中旬~9月下旬頃に育苗や播種・定植をする場合は、同種による加害が起こることを前提とした予防的防除に努める。

(2)寒冷紗や防虫ネット、不織布による被覆は、成虫の飛来・産卵防止に効果がある。防虫ネットの目合いは、2mm×4mm以下で十分な防除効果が得られる。被覆資材の利用にあたっては、内部が高温になりすぎないように注意する。
成虫は夜間に活動(産卵)するため、黄色灯の利用も飛来・産卵防止効果が期待できる。

(3)播種・定植時や育苗期に、粒剤や潅注で薬剤処理をした場合でも、その後の降雨などの条件により、十分な効果が得られないこともある。本圃での発生状況に注意して、必要に応じて薬剤散布を実施する。

(4)薬剤散布を行う場合は、農作物病害虫・雑草防除指導指針等を参考に薬剤を選定し、農薬使用基準を守る。

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