農薬関連事業でシェア拡大 バイエル2013年4月4日
バイエル ホールディング(本社:東京千代田区)は4月3日、2012年度の日本のバイエルグループの業績を発表した。
全体の売上高は2349億1100万円で前年比1%減だったが、農業関連事業は320億7900万円で同0.8%増だった。
ヘルスケア事業は薬価の改定、素材科学事業は円高による輸出の不振、などの影響をうけ売上高が前年比減だったが、農業関連事業は水稲用の新規剤が好調だったことなどから売上を伸ばした。ハンスディーター・ハウスナー代表取締役社長は、「厳しい環境ではあったが、新製品の発売などで農業関連事業が前年比プラスだったことから、グループ全体としては前年とほぼ同レベルを維持できた」とコメントしている。
農業関連事業のうち農薬事業は、水稲用殺虫殺菌剤「ルーチンクアトロ箱粒剤」、水稲用除草剤「ゴール粒剤」、水稲用除草剤フェントラザミド原体、水稲用殺虫剤「キラップ」などの水稲用薬剤と、さらには園芸用殺菌剤「シルバキュア」、発売から20周年を迎えた殺虫剤「アドマイヤー」の記念キャンペーンなどが好調だった。
エンバイロサイエンス事業では、芝用除草剤「ミラージュフロアブル」、同「トリビュート」などが伸長した。
バイエルは昨年11月に2017年までの「成長戦略」として、売上高目標3300億円、年間平均成長率7%以上を掲げている。それに向けて、日本での事業成長のための開発費用として5年間で5億ユーロを投資する計画だ。
(関連記事)
・売上高は過去最高 バイエル2012年業績(2013.03.13)
・【人事速報・機構改革】 バイエル クロップサイエンス (2月1日付)(2013.01.17)
・施設の近隣住民向けイベントも バイエルが創立150周年記念行事を計画(2012.12.18)
・日本市場で年平均7%以上の成長めざす マライン・デッカーズ ドイツ・バイエル社社長が東京で記者会見(2012.11.26)
・【人事速報】 リアム・コンドン氏、バイエル クロップサイエンスの新CEOに (2012.11.05)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日