売上高は過去最高 バイエル2012年業績2013年3月13日
バイエル・ホールディングス(本社:ドイツ・レバクーゼン)は2月末、2012年の業績を発表した。売上高は過去最高を記録した。
売上高は前年に比べ8.8%増え397億6000万ユーロとなった。特に新興市場での売上が大きくのび、増収率は7.4%だった。
特別項目計上前EBITDA(金利・税金・償却前利益)は同8.8%増の82億8400万ユーロだったが、訴訟などで特別項目の費用がかかったため、EBIT(金利・税引前利益)は同4.6%減の39億6000万ユーロ、当期純利益は同1%減の24億4600万ユーロだった。1株あたり利益は同1%減の2.96ユーロ。
農業関連事業グループ(バイエル クロップサイエンス社)は、「めざましい成功を遂げた」(マライン・デッカーズ社長)。
売上高は同15.5%増の83億8300万ユーロ、利益面では特別項目計上前EBITDAは同21.4%増の20億800万ユーロだった。
売上高がのびたのは、農薬の新製品が好調だったことに加えて、種子部門の売り上げが急激に拡大したため。種子部門は同14.1%増で、地域では北米が、作物別ではナタネ、イネ、綿実の主要作物すべてで売上をのばした。
13年の業績については、売上高をさらにのばし410億ユーロほどになると見込んでいる。農業関連事業グループの売上高は、15年までに100億ユーロ以上を目標にしており、13年は90億ユーロを超える見込みだ。
(関連記事)
・【人事速報・機構改革】 バイエル クロップサイエンス (2月1日付)(2013.01.17)
・施設の近隣住民向けイベントも バイエルが創立150周年記念行事を計画(2012.12.18)
・日本市場で年平均7%以上の成長めざす マライン・デッカーズ ドイツ・バイエル社社長が東京で記者会見(2012.11.26)
・【人事速報】 リアム・コンドン氏、バイエル クロップサイエンスの新CEOに (2012.11.05)
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