果樹カメムシ類の飛来に注意 病害虫発生予報2014年10月17日
農水省は10月16日、「病害虫発生予報第8号」を出した。果樹カメムシ類の飛来が多くなるとして、飛来初期からの防除を喚起している。
【水稲】
すでに全国的に稲の収穫は終わっているが、今年病害が発生したほ場では病害を次シーズンへ持ち越さないよう注意を呼びかけている。
いもち病については稲ワラを育苗ハウスに持ち込まないこと、、縞葉枯病ではヒメトビウンカの経卵伝染を防ぐためイネ科雑草の再生株(ひこばえ)の早期すき込みと周辺雑草の除去をするよう注意している。
【野菜・花き】
気象庁の10月9日発表では向こう1カ月は降水量が多い予測となっており、引き続きほ場観察を続けるよう注意している。
作物別に病害虫の発生が「多い」、「やや多い」と予測されるものは次の通り。
【果樹・茶】
全国的に果樹カメムシ類の飛来が多いと予測されている。過去に被害が多かった園地や、カメムシ類の越冬場所である山林などに隣接したほ場では、観察を細かく行う必要があると呼びかけている。
また、台風通過後は一時的に飛来が多くなることがあるため、より一層の注意が必要だとしている。
作物別に病害虫の発生が「多い」、「やや多い」と予測されるものは次の通り。
(関連記事)
・トビイロウンカ、果樹カメムシ類が多い予報(2014.09.22)
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