「サンライズ西条加工センター」に2015年5月12日
JA全農えひめと愛媛銀行が新規出資
住友化学などが出資する、カット野菜事業会社「(株)サンライズ西条加工センター」は、全国農業協同組合連合会愛媛県本部(以下JA全農えひめ)および(株)愛媛銀行より、新たに出資を受けることになった。
住友化学は、農薬、肥料、各種農業資材などの農業関連製品やサービスを幅広く提供し、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー(以下TSP)」ビジネスを展開している。
サンライズ西条加工センターは、TSPビジネスにおける6次産業化の取り組みの一環として、住友化学や他の出資者が2014年2月に愛媛県西条市に設立し、同年11月から四国地方最大級となるカット野菜工場として稼働を開始した。
同社では、HACCPによる衛生・品質管理の下で、農産物を加工・パッキングし、四国、近畿、中国、九州地方などに出荷している。
このたびのJA全農えひめからの出資は、日本経済団体連合会とJAグループが取り組んでいる「経済界と農業界の連携」を象徴する事例のひとつであり、地域ブランドの構築による産地形成や、農業の6次産業化・高付加価値化など、地域農業の活性化に向けた役割を果たしていく事例となるものだ。
また、カット野菜工場が立地する西条市は、「四国経済を牽引する『総合6次産業都市』推進計画」を掲げて、農業の生産、加工、流通の融合などに取り組んでおり、同加工センターはその中核を担うべく、体制を拡充していく方針だ。今回の出資に合わせ、住友化学、伊予銀行が若干の増資に応じることが決定している。
住友化学は、これまでに培ってきたさまざまな知見やノウハウを活用し、サンライズ西条加工センターや、国内各地に設立した農業法人「住友ファーム」「サンライズファーム」とともに、地域の生産者や生産者団体、自治体などの関係者と協力しながら、地域農業の発展に貢献していく考えだ。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日