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2018.05.23 
新規3剤発売で記念イベント 石原産業と石原バイオ一覧へ

 国内水稲除草剤のパイオニアである石原産業(株)と石原バイオサイエンス(株)の両社は5月22日、都内ホテルで、農薬新規3剤の発売を記念したイベントを開催し、関係者など約100名が参加した。

挨拶する田中健一・石原産業社長 挨拶で石原産業の田中健一社長は「作付面積や農業人口の減少、さらには農薬取締法の改正など、農薬業界を取り巻く環境がますます厳しさを増す中で、(1)研究開発型企業として日々、新規化合物の創生に努める、(2)開発した新製品の市場投入力の強化を図る、(3)顧客最優先の姿勢の下で取引先や生産者から大事にされるメーカーであり続けることの3点を今後の重点方針として臨みたい」と述べた。
 そして、今年4月からスタートした第7次中期計画の最終年度は2020年度であり、その年は同社創立100周年にあたることから「外部環境に左右されない安定した経営基盤を築き、さらなる飛躍につなげたい」と抱負を語った。

 本多千元専務 バイオサイエンス営業本部長は同社の「研究開発と今後の展望」で、これまでの農薬事業の歩みを説明しながら「引き続き、研究開発体制の充実に努めるとともに、環境に安全な製品提供を通じ、世界の農業生産、食料確保に貢献していきたい」と述べた。
 薬剤紹介では新規殺菌剤「ケンジャフロアブル」について石原産業開発マーケティング部より説明。有効成分は同社が発明したイソフェタミドで、特に灰色かび病菌と菌核病菌に高い活性を有する化合物である。スペクトラムも広く、野菜や果樹防除での基幹防除剤として貢献できる。
 新規殺虫剤「テッパン液剤」ならびに飼料用トウモロコシ専用除草剤「ブルーシアフロアブル」については石原バイオ開発普及本部より説明。
 「テッパン液剤」の有効成分はシクラニリプロールで、石原産業が新規に発明・開発したアントラニルアミド系の殺虫剤。チョウ目害虫だけではなく、ハエ目、カメムシ目、アザミウマ目および甲虫目など幅広い害虫に優れた効果を示すので、1回の散布で複数の重要害虫の同時防除が可能だ。適用作物は果樹と茶だ。
 「ブルーシアフロアブル」の有効成分トルピラレートは、植物の白化症状をもたらすカロチノイド生合成阻害作用を示すピラゾール系化合物であり、その特徴は、幅広い雑草スペクトラムを持つことで、特に一年生イネ科雑草、一年生広葉雑草と幅広い草種に優れた効果を発揮する。また問題雑草のイチビ、イヌホオズキにも優れた効果を示す。さらにトウモロコシに高い選択性を持つことから、トウモロコシの生育期に雑草茎葉処理ができる。
 この新規3剤の販売は石原バイオサイエンスが行う。

祝宴で挨拶する東山啓治・石原バイオ社長 新剤説明後に開かれた祝宴では、石原バイオの東山啓治社長が挨拶し、来場者への感謝を示すとともに、関係各位の理解の下でさらなる事業発展を誓った。
 各剤の詳細は次のリンクから見ることができる。
*ブルーシアフロアブル
https://www.jacom.or.jp/nouyaku/news/2017/03/170302-32154.php

*テッパン液剤
https://www.jacom.or.jp/nouyaku/news/2018/05/180518-35277.php

*ケンジャフロアブル
https://www.jacom.or.jp/nouyaku/news/2018/05/180522-35302.php

新規三剤発売記念の会場には大勢の関係者が詰めかけた

(写真)挨拶する田中健一・石原産業社長、祝宴で挨拶する東山啓治・石原バイオ社長、新規三剤発売記念の会場には大勢の関係者が詰めかけた

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