ウンカ、いもち病防除など3剤発売 北興化学2019年2月22日
北興化学工業(株)は、昨年9月に農薬登録を取得した水稲育苗箱専用殺虫剤フェルテラゼクサロン箱粒剤、水稲育苗箱専用殺虫殺菌剤ビルダーフェルテラゼクサロン粒剤、スクラム箱粒剤を2月21日から販売を開始した。

水稲育苗箱専用殺虫剤「フェルテラゼクサロン箱粒剤」はJA全農とデュポンが共同開発したウンカ類に長期残効性を示す新規殺虫成分のトリフルメゾピリム(通称:ピラキサルト)にチョウ目などに対する効果に定評のある殺虫成分クロラントラニリプロールを組み合わせた殺虫剤だ。

水稲育苗箱専用殺虫殺菌剤の「ビルダーフェルテラゼクサロン粒剤」は「フェルテラゼクサロン箱粒剤」にいもち病に高い効果を示す殺菌成分のプロベナゾールを混合した殺虫殺菌剤だ。
そして「スクラム箱粒剤」は「フェルテラゼクサロン箱粒剤」にいもち病防除成分のイソチアニルと新規紋枯病防除成分のペンフルフェンを混合し、水稲の主要病害虫に高い効果を示す剤だといえる。
北興化学では、今回の3剤の上市により、ウンカ類、チョウ目などの害虫、いもち病や紋枯病で困っている生産者のそれぞれのニーズに「お役に立てる資材を提供できるもの」と考えている。
なお、これら3剤は系統ルートのみでの販売となる。
(関連記事)
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