ファーストフード堅調で6カ月連続で前年超 外食産業2月度実績2017年3月31日
(一社)日本フードサービス協会は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成29年2月度の集計結果をまとめた。
閏年であった28年に比べ営業日数が1日少なかったこと、祝日が土曜日と重なるなどの影響もあったが、ファーストフード(FF)の堅調もあり、全体売上げは6カ月連続して前年を上回っている。また、初めて実施された「プレミアムフライデー」は、都心部の居酒屋など一部で集客効果があったようだが、効果はまだまだ限定的だと協会は分析している。
業態別は以下の通り。
【FF】全体売上げは104.6%と好調をキープしている。「洋風」は社によってまちまちだったが、売上げは107.2%と好調だった。「和風」は店舗数の増加と新メニューによる客単価上昇で売上げは101.4%。「麺類」は店舗数の増加やCM放映効果もあり売上げは103.3%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、恵方巻販売が好調だったことと、回転寿司で価格が高めの商品を増やしたことから売上げは102.5%と前年を上回った。「その他」ではカレーが期間限定商品などで客単価を上げ、売上げは102.0%だった。
【ファミリーレストラン】全体売上げは98.6%と前年を下回った。おおむね、どの業種も、営業日数減と土曜日が少なかったために客数が減少(97.7%)し、売上げは「洋風」98.3%、「和風」97.0%、「中華」98.2%と前年割れとなった。一方で、2月9日に「肉の日」キャンペーンを実施した「焼き肉」は集客が好調(104.4%)で、店舗数増もあり売上げは103.3%と好調だった。
【パブ・居酒屋】全体売上げは97.2%と引き続き前年割れ状態が続いているが、「パブ・ビアホール」は店舗増もあって客数が106.6%と伸び、売上げも105.5%となった。居酒屋は都心の一部でプレミアムフライデーでの集客効果があったが、全体としては店舗数減のため売上げは95.3%だった。
【ディナーレストラン】店舗数・客数の増加で、売上げは102.9%と前年を上回った。
【喫茶】既存店売上げが好調で、売上げは100.6%と前年並みを確保した。
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