災害被害、8割以上が懸念しつつも半数以上が未対策 セコム防災意識調査2020年8月20日
セコム(株)は、9月1日の「防災の日」を前に「防災に関する意識調査」を実施。近年は、地震、記録的な台風・大雨とそれに伴う土砂災害や河川の氾濫など、さまざまな自然災害が発生する中で、改めて災害に対する意識や防災への備えについて実態を調査した。調査対象は、20代以上男女各50人の計500人。
(クリックで拡大)
調査によると、今後、災害の増加や被害が拡大する可能性があると思うかという問い(図1)に、「そのように思う(22.8%)」「どちらかといえばそのように思う(63.2%)」の合計が86.0%。2012年の調査開始から9年連続で災害増加や被害拡大を懸念しているとの回答が8割を超えた。性年代別でみると女性60代以上が最も高く、94.0%が今後の災害や被害状況について懸念していることがわかった。
(クリックで拡大)
防災対策の有無(図2)については、防災対策を行っている人は45.2%と昨年の44.0%より微増。しかし、いまだ半数以上(54.8%)は対策を講じていないことが分かった。
性年代別では、女性40代の意識が最も高く、58.0%が対策をしている。
(クリックで拡大)
さらに、具体的にどのような防災対策をしているか(図3)聞いたところ、「非常持ち出し袋の用意」をしていると回答した人が昨年の60.5%から66.8%へ微増し、1位になった。また、2位の「一定量の食糧・生活用品の日常的な備蓄(ローリングストック)(61.9%)」も6割以上と、災害時の生活用品の確保への意識が高いことがわかった。
一方、昨年に引き続き、「テレビや食器棚等の転倒防止器具の設置(39.8%)」「自宅に住宅用火災警報器や消火器を備える(30.1%)」など、設備の導入を伴う対策を実施している人はそれぞれ半数に満たなかった。
防災対策をしない理由(図4)については、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから(49.3%)」が1位。防災対策の具体的な方法を知ることで、さらに防災対策への意識が高まる可能性が見られた。
重要な記事
最新の記事
-
JA全農が千葉県成田市でドローン実演会 KDDIと提携で農業用ドローン活用を加速2025年8月8日
-
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて確認 山口県2025年8月8日
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日
-
【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
-
【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
-
農水省幹部 需要見通し誤りを謝罪 自民部会2025年8月8日
-
トランプ関税で支援求める 自民党対策本部でJA全中2025年8月8日
-
(447)孤独担当大臣と「チャッピー」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月8日
-
廃棄カキ殻を米・野菜・畜産飼料に再利用 万博で「里海のある未来」PR 瀬戸内かきがらアグリ推進協議会2025年8月8日
-
JAガソリンスタンド給油キャンペーン スマートウォッチや折り畳み自転車が当たる JA全農にいがた2025年8月8日
-
北海道上川の夏の恵み「JAグループかみかわフェア」開催 JA全農2025年8月8日
-
東京農大で「農作業事故体験VR」を活用 学生の安全意識向上と学びを支援 JA共済連2025年8月8日
-
2025年度JA営農指導実践熊本県大会開催 JA熊本中央会2025年8月8日
-
機能強化したピーマン収穫ロボット JA全農いわてに導入 AGRIST2025年8月8日
-
愛知県産メロン501玉 県内の全児童養護施設へ寄贈 JA愛知信連2025年8月8日
-
スマート農業体験イベントを開催 「農業WEEK」と連携 スマート農業イノベーション推進会議2025年8月8日
-
新米シーズンに向け新デザイン米袋3種を発売 アサヒパック2025年8月8日
-
売上高41.0%増 2026年3月期第1四半期決算 日本農薬2025年8月8日
-
埼玉・道の駅おがわまち「夏の縁日まつり」8日から開催2025年8月8日
-
「第4回全国桃選手権」最高金賞は山梨県甲州市「甘麗露」日本野菜ソムリエ協会2025年8月8日