売上高41.0%増 2026年3月期第1四半期決算 日本農薬2025年8月8日
日本農薬は8月7日、2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の決算短信を発表した。
第1四半期連結累計期間の売上高は271億3300万円で前年同期比78億9200万円増、同41.0%増。損益面で、営業利益は35億4200万円(前年同期比37億700万円増)、経常利益は34億2500万円(前年同期比35億6800万円増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は27億900万円(前年同期比26億5500万円増、同4,869.5%増)となった。
セグメント別の概況は以下のとおり。
◎農薬事業
国内農薬販売では、米価高騰による生産意欲の高まりから、主力自社開発品目をはじめとした水稲向け製品の販売が好調に推移。これにより、国内販売全体の売上高は前年同期を上回った。
海外農薬販売では、北米で、カナダ向けに除草剤ピラフルフェンエチルの販売が好調に推移したほか、乾燥した気候が一部地域で続いたことによるダニの多発生などから、果樹向けに殺ダニ剤フェンピロキシメートの販売が好調に推移した。中南米では、為替がレアルに対し円高基調で推移したことから、Sipcam Nichino Brasil.S.A.の売上高は円換算で微減となったが、同社の現地通貨での売上高は前年同期比で増加した。
欧州では、バイエル社向けフルベンジアミド原体販売が増えたほか、果樹やばれいしょ向けにピラフルフェンエチルの販売が好調に推移。アジアでは、インドで同業者向けを中心に販売が好調に推移した。これらにより、海外販売全体の売上高は前年同期を上回った。
農薬事業の売上高は253億8600万円(前年同期比76億5300万円増、同43.2%増)、営業利益は、33億4000万円(前年同期比35億7900万円増)となった。
◎農薬以外の化学品事業
化学品事業では、シロアリ薬剤分野の販売が堅調に推移。医薬品事業では、流通在庫の解消が進んでいることを受け販社への荷動きが早まったことなどから国内の爪白癬向けなどで外用抗真菌剤ルリコナゾールの販売が増加した。
これらの結果、農薬以外の化学品事業の売上高は12億3200万円(前年同期比1億7400万円増、同16.5%増)。営業利益は3億900万円(前年同期比8700万円増、同39.5%増)となった。
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